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ITエンジニアでも「パラレルキャリア」の実践は可能?

派遣業界コラム この記事は約 10 分で読めます。

昨今、ワークスタイルの多様化やワークライフバランスへの関心の高まりなどを背景に、複数の仕事をもつ「副業」や「複業」が社会に受け入れられやすくなりました。

そのような中、収入の増加だけでなく自身の持続的な成長を後押しすることを重視したパラレルキャリア」の考え方にも注目が集まるようになっています。

「副業」や「複業」とも若干ニュアンスが異なるこの「パラレルキャリア」とは、どのような考え方なのでしょうか。

パーソルクロステクノロジーの担当者の言葉もヒントにしながら、ITエンジニアにとっての魅力や可能性を掘り下げていきます。

 

近年注目の「パラレルキャリア」とは?

収入に直結しない仕事も含まれる

本業(メイン)の仕事以外に、他(サブ)の仕事をもつことを意味する副業や、「メイン」や「サブ」を明確に区別せず、複数業務に従事することを意味する複業。

2018年の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」によって国が「解禁」を奨励したことで、これら「副業/複業」への関心は一気に高まりました。

 

「副業/複業」という働き方は、スキルアップや人脈拡大などさまざまなメリットがありますが、基本的な考え方としては、収入源を複数確保することによる収入の底上げと、万一の場合の「リスクヘッジ」対策などを主眼としたワークスタイルといっていいでしょう。

 

参考リンク:制度と価値観の変化でより身近に!働き方が広がる「複業」の進め方

 

一方「パラレルキャリア」では、「副業」や「複業」を内部に含みつつ、ボランティア資格取得地域活動など必ずしも金銭と結びつかない活動や仕事も継続的に行うことに焦点が当てられています。

これはオーストリア生まれの経営学者であるピーター・ドラッカーが1999年に発表した著書『明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命』で述べた概念です。

同書では、「これからの社会に必要なのは特定の組織だけに依存することなく、本業をもちながら第2の活動を行う人々である」などと説かれています。

 

今、改めてこのパラレルキャリアに注目される理由はどこにあるのでしょうか。

パーソルクロステクノロジーの担当者はこう語ります。

平均寿命が長くなり、労働期間も延びつつあること、時代の変化が早くなり、1つの企業が安定して存続していく見通しが立ちにくくなっていることなどさまざまな要因が挙げられます。

労働人口の中で、考え方が柔軟で多様な働き方を求めるフリーランスの割合がどんどん高まっていることも一因でしょう。

さらに、2030年には644万人が不足すると言われる労働力人口の問題とも無関係ではありません。

これからは、能力のあるひとりが複数の業務を掛け持つワークスタイルで、その不足分を補うことも求められているわけです。パーソルテクノロジー スタッフ

 

パラレルキャリアのメリット

スキルアップ・人脈・収入などアドバンテージは多岐にわたる

これからの日本社会にとって、欠かせない考え方になるであろうパラレルキャリア。

しかし、実はITエンジニアへの浸透は進んでいるとは言えません。

パーソルクロステクノロジーが2019年3月に行った調査では、パラレルキャリアの一形態である副業を実践しているITエンジニアの割合は6.6%で、非エンジニアの11.0%に比べ4.4ポイントも低い結果になりました。

 

参考リンク: エンジニアの約6割は副業に興味あるも時間が捻出できず、 副業するのは7%にとどまる

 

ITエンジニアへの浸透が進まない要因は、さまざまな質問への回答を読み解いていくことで見えてきます。

 

副業に興味をもったきっかけについて、『時間的に余裕があるから』と答えた非エンジニア職は21%なのに対し、ITエンジニアは6%と大きな差がありました。

また、『本業以外のやりがいを求めて副業をしたい』と考えた非エンジニア職が28%なのに対し、ITエンジニアは20%

裏を返せば、ITエンジニアは本業で十分やりがいを感じており、非エンジニアに比べて副業へのモチベーションが低いと言えるかもしれません。パーソルテクノロジー スタッフ

 

ただその一方で、「今現在副業していないが興味はある」と答えた人の割合は、ITエンジニアが42.8%と非エンジニアの41.0%を上回りました。

こうした結果を考え合わせると、 “副業に興味はあるものの、時間的な余裕がない上、本業である程度満たされているために踏み切れない”というITエンジニアの姿が浮かび上がってきます。

 

ただ、副業などの活動を通してパラレルキャリアを実践するメリットは、そうしたITエンジニアにとっても、魅力的なものと言えそうです。

 

本業ではできなかった経験を積みながら新しいスキルを身につけ、人脈を広げていくことができます。

金銭的対価を得られる活動であれば収入増やリスクヘッジにもつながります。

今後のキャリア、生き方を考えていく上で、大きなプラスになるでしょう。パーソルテクノロジー スタッフ

 

非エンジニアに比べ、現在副業をしているITエンジニアは少ないものの、副業への関心は高いという結果に

 

「パラレルキャリア」におけるITエンジニアの志向性とは

専門知識を生かした副業に関心

ITエンジニアは、「本業以外の活動」に取り組むことで何を期待しているのでしょうか。

そのヒントになるのが、先ほどの調査での「あなたがやりたいと思う(している)副業は?」への回答です。

 

金融商品への投資や専門性を生かしたコンサルティング業などは、ITエンジニア、非エンジニアのいずれも共通で上位に来ています。

ただ、それ以外は両者の違いが表れる結果となりました。

非エンジニアでは、ネットオークション、ハンドメイド商品の販売、代行業など本業とは異なる分野が占めていたのに対し、ウェブコンテンツやアプリの制作、プロジェクトマネージメントなどはITエンジニアのみランクイン。

ITエンジニアでは、本業で培った技術力を活かしたいと考える方が多いと考えられます。パーソルテクノロジー スタッフ

 

仕事で鍛えたスキルを副業で生かしながら、さらに伸ばしていく。

そんなキャリア像を描いている方もいるでしょう。

 

その仕事を通じてどのような経験が積めるのか、また目指すキャリアに近づけるかどうかは、仕事選びにおける非常に重要なポイント。

実際にITエンジニアの方のなかにも、そうした視点で仕事を選ぶ方が増えています。

当社では独自開発AIによるマッチング支援などを導入し、これらの点も十分考慮しながら提案を行っていきます。パーソルテクノロジー スタッフ

 

パラレルワークをいかに実践していくか

「エンジニア派遣×副業」という選択肢も

自分もパラレルキャリアを実践したいが、多忙なITエンジニアとしてはそんな時間はとても捻出できない ──。

こうした感想を持つ方も少なくないでしょう。

 

その場合、“派遣×パラレルワーク”という形でキャリアを追求するのは一つの有効な手段です。

希望に応じて働く時間を自由に組み立てられる派遣の仕事をメインに据えれば、パラレルキャリアを実践するための時間の余裕がつくりやすくなると思います。パーソルテクノロジー スタッフ

 

「副業」を選ぶ際にも、派遣会社を活用することができます。

 

当社ではメインの仕事だけでなく、週に数回数時間だけといった求人案件も拡充し、エンジニアの自分らしい働き方やキャリア実現を目指しています。

副業先と個人で雇用契約や業務委託契約を結ぶケースに比べ、派遣だと勤務時間や給与、待遇面などの条件を事前に確認しやすいというメリットもあります。

こうした条件の確認は、意義あるパラレルキャリアの実現に欠かせない要素と言っていいでしょう。

しかも高度な技術をもったパラレルワーカーなら、若いうちから月に100万円?といった高収入も夢ではない

当社としてもそのような夢のある案件を提供できるようにしたいと考えています。パーソルテクノロジー スタッフ

 

「派遣×パラレルワークの3大メリット」

 

実践のポイントと注意点

本業に支障のない範囲を意識

パラレルキャリアを成功させるために注意しておきたい点もあります。

パラレルワークは、あくまで本業のミッションをしっかり果たしていることが前提。

パラレルワークで生じた問題に頭を悩ませた結果、本業がうまくいかなくなってしまうといった悪循環にはまり込むことだけは避けなければなりません。

 

当社では、職種に精通するキャリアコーディネーターが一人一人に最適なキャリアプランを提案します。

また、どんな些細なことでも担当営業にご相談いただければ、安定就業を実現するためのフォローをさせてもらいます。パーソルテクノロジー スタッフ

 

キャリアコーディネーターによるきめ細かなサポートに加え、さまざまな注目分野に特化した研修が充実しているのもパーソルクロステクノロジーならでは。

例えばRPAの研修では、基礎から実践までのスキルを丸一日かけて教え、実際に受講者のキャリアチェンジにつなげています。

 

最後はパラレルキャリアとエンジニア派遣に興味を持つ求職者に向け、次のようなアドバイスをもらいました。

 

収入増やキャリアアップを追求したいが今の仕事や収入を失うようなリスクは犯したくない

未知の領域に踏み出して自分の眠っている可能性を探りたい

そう考えたとき、派遣を活用した第2の活動探しは、非常に有効だと思います。

きっと自分らしいパラレルキャリアの構築につながるでしょう。

そのパートナーとして、「エンジニアの成長促進インフラになる」というビジョンを掲げ、成長』『多様性』『スタート』の3つの軸からエンジニアのキャリア形成を積極的にサポートする当社を選択肢の一つに考えてもらえたら嬉しいですね。パーソルテクノロジー スタッフ

 

 

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