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Z世代とは|なぜZ?何歳?特徴とミレニアル世代・Y世代・α世代との違い

派遣業界コラム この記事は約 7 分で読めます。

同じ日本人であっても、生まれた時代とその環境、社会を覆う空気感などによる影響から、世代間で異なる特徴が見られます。「団塊の世代」「団塊ジュニア」「バブル世代」など、世代を区別する呼び方が定着しているのはそのためです。

ここでは、1990年代後半から2000年代までに生まれた世代である「Z世代」とは何か、その特徴や消費傾向などに迫ります。

Z世代とは

Z世代とは、すでにインターネットが普及していた時代に生まれた、デジタルネイティブと呼ばれる世代を指します。

2022年現在において10代から20代前半の若者であるZ世代は、これからの経済を支える中心となっていく世代に位置付けられます。今後の消費傾向にも大きく関与する世代であるため、多くの企業がZ世代の特徴をつかもうとさまざまな調査を行っています。

Z世代の語源

Z世代の語源はアメリカにあり、下記のような世代を区別する呼び方が一般化しています。

  • X世代:1960年から1974年生まれ
  • Y世代:1975年から1990年代前半生まれ
  • Z世代:その後の世代

また、Z世代は「ジェネレーションZ」と呼ばれることもあります。

Z世代の定義と年齢

Z世代に厳密な定義はありませんが、一般的な文脈では1990年代後半から2000年代に生まれた世代を指します。2010年から2020年代に社会に進出する世代です。

2022年現在では、10代前半から25歳くらいの若者がZ世代にあてはまります。

Z世代の特徴

Z世代は、ほかの世代にない特徴的な価値観を有する世代といわれています。

  • デジタルネイティブ
  • ネットリテラシーが高い
  • ダイバーシティとインクルージョンを重視
  • 新しいテクノロジーへの関心が高い

Z世代最大の特徴といえるのは、デジタルネイティブであることです。インターネットにつながるデバイスを当たり前に利用しているため、ネットリテラシーが高いことも他の世代とは一線を画す特徴となるでしょう。

また、多様性を認め受け入れるダイバーシティ&インクルージョンを重視する傾向が見られ、新しいテクノロジーへの興味関心が旺盛であることも特徴です。

デジタルネイティブ

デジタルネイティブとは、インターネットや各種デバイスが常に身近に存在しており、スマートフォンなどの機器やSNSを「当たり前」に利用している人を指す言葉です。スマートフォンやSNSに親しんでいるデジタルネイティブは、生活上これらを利用することに疑問を感じることがありません。

学生時代からこれらを利用している1980年代生まれ以降もデジタルネイティブと呼ばれますが、物心ついたころから各種機器やインターネットサービスを利用しているZ世代は、情報収集はもちろんのこと、買い物や読書、勉強、就職活動、娯楽もデジタルデバイスを通して行っています。

また、Z世代は1980年代のデジタルネイティブよりも、テレビなどのマスメディア離れが進んでいることも特徴です。

ネットリテラシーが高い

Z世代は学校等での教育の影響もあり、ネットリテラシーが総じて高い傾向です。ネットリテラシーとはインターネット・リテラシーの略語で、インターネットにある情報を正しく理解し、それを適切に利用できる能力のことです。

インターネットには真偽不明の情報が膨大に溢れかえっているため、安全に利用するには正しい情報を見抜き、誤った情報を取り入れないスキルが不可欠です。ほかの世代と比較すると、こうしたジャッジの精度が相対的に高まっている世代と位置づけられます。

ダイバーシティとインクルージョンを重視

Z世代はダイバーシティとインクルージョンを重視します。ダイバーシティとは、「多様性」のことで、Z世代は一律であることが正しいとするのではなく、個々人の多様性を尊重します。

インクルージョンは「受容」を意味する言葉です。周囲の多様性を認め、排除せずそれを受け入れることを大切にしています。

新しいテクノロジーへの関心が高い

Z世代は新しいテクノロジーを歓迎する傾向にあります。VRやARを用いた娯楽や学習、ライブ映像の配信、AI、社会課題の解決につながる最新テクノロジーなどに、高い興味関心を持っています。テクノロジーが詰まったデバイスを当たり前に利用していることがその背景と考えられます。

Z世代の消費傾向

Z世代は消費に消極的であるといわれることがあります。ただし、自身にとって価値のあるモノや必要と考える体験には、支出を惜しまない世代です。

また、ネットショッピングが当たり前の世代にもかかわらず、購買を体験する「価値」にも重きを置いており、実店舗での消費を求める傾向も見られます。

Z世代の仕事への意識と働き方の特徴

Z世代の中にはまだ学生の人も多くいますが、一部社会人となり働いているZ世代は仕事に対する意識も他の世代と一線を画し、よりワークライフバランスを重視する傾向が見られます。プライベートな時間がとれないような働き方は好みません。

また、社会への関心や貢献意識が強く、社会課題を解決できるようなプロダクトや社会貢献を重視している企業に興味を寄せるといわれています。それと同時に、安定的で堅実な企業を好む傾向も見られます。

性差別やパワハラを決してよしとはせず、理不尽な命令や理由がクリアではない社内評価には決して納得することはありません。

ミレニアル世代・Y世代・α世代との違い

Z世代のように、ほかの若い世代にもそれぞれ次のような呼称があります。

  • ミレニアル世代:1983年~1995年頃に生まれ、2000年以降に成人を迎えた世代
  • Y世代: 1981年から1990年代後半に生まれた世代
  • α世代:Z世代の次にあたる世代で、2013年から2020年中頃までに生まれる世代

それぞれが持つ特徴について説明していきます。

ミレニアル世代とは:「体験」を重視する世代

「ミレニアル」は、「新千年紀」を意味するミレニアムに由来しています。1983年から1995年頃までに生まれ、2000年代に成人を迎えた世代がこのように呼ばれており、日本だけでなく、アメリカをはじめとする英語圏でも共通して使われています。

Z世代と同じくデジタルネイティブで、デジタルの発展とともに成長してきた世代のためIT技術やネットリテラシーに詳しい人が多いことが特徴です。また、Z世代よりもさらに「体験」にお金をかけたい人が多い傾向にあり、Z世代に比べて理想主義と評されることもあります。

Y世代とは:デジタルパイオニア世代

Y世代とは、1981年から1990年代後半頃に生まれた世代のことです。Y世代はミレニアル世代と重なっており、ミレニアル世代と似た特徴を持ちます。

Y世代はミレニアル世代とほとんど同じ特徴が見られますが、デジタルネイティブではなくデジタルパイオニアと呼ばれることもあります。

α世代とは:Z世代の次の世代

α世代は、Z世代の次にあたる世代で、2013年から2020年代中頃までに生まれる世代を指します。まだ生まれたばかりの乳幼児や児童も多くあてはまるため、特徴や傾向については未知な部分がほとんどです。

この世代が社会に進出するのは2030年以降。どのような価値観を有し、働き方の傾向が見られるようになるのか? そのころに管理職となるような世代は、いち早く情報をキャッチアップしておくべきでしょう。

まとめ
  • 「Z世代」とは1990年代後半から2000年代頃までに生まれた世代
  • 2022年現在は10代前半から25歳くらいの若者であり、これからの経済を支える中心となる世代
  • 今後の消費傾向にも大きく関わるため、多くの企業がZ世代の特徴をつかもうとさまざまな調査を行っている
  • 「デジタルネイティブ」「ネットリテラシーの高さ」「個々人の多様性の尊重」「最新テクノロジーへの高い興味関心」が大きな特徴
  • 消費に消極的と評されることもあるが、自身にとって必要と考えるモノや体験には支出を惜しまない
  • 購買を体験する「価値」に重きを置いており、実店舗での消費を求める傾向が見られる
  • ワークライフバランスを重視し、社会課題の解決につながるような働き方を求める

 

 

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