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PHPプログラマ・エンジニアの今後や年収はどうなる?

IT/Web派遣コラム この記事は約 7 分で読めます。

最近良く耳にするPHPというプログラミング言語。そんなPHPエンジニア・プログラマの年収ってどの程度か気になりませんか?
実はPHPの技術者ニーズの高まりとともに、求人数も年収も上昇傾向にあるのです。そんなPHPプログラマ・エンジニアにおける年収の現実と今後どうなるかを予想してみました。
この内容を知ればあなたもPHPプログラマ・エンジニアを目指したくなるかもしれません。

 

Webに特化していると言われるPHPとは?

まずはじめに、PHPがどのような言語なのかご紹介しましょう。簡単に申し上げますと、PHPとは動的にWebページを作るためのプログラミング言語です。例えばHTMLでWebサイトを作る時、PHPを埋め込むことによって何らかのアクションを起こさせるモノと考えていいでしょう。つまりPHPとは、広く使われているオープンソースの汎用スクリプト言語でWeb開発に特化した言語と言えます。そして、サーバーサイドスクリプトで、ユーザーがフォームの送信ボタンを押したり、ブラウザを開いたりして初めて動くものなのです。逆を返せば、WebがなければPHPだけで全自動のプログラムを作ることはできないということになります。
PHPの大きな特徴の一つとして、初心者にとって非常にわかりやすく、熟練のプログラマにとっては進んだ機能を提供している点が挙げられます。膨大なコードを覚える必要はなく、数時間の内に簡単なスクリプトが書けるようになると言われています。C#などと比べればはるかに敷居の低い言語と言えるでしょう。入り口が広いにもかかわらず、PDFファイルやFlashムービーをその場で生成できる機能を備えていますので、多くの方がこぞってPHPの知識を身につけています。

 

高まるPHPプログラマ・エンジニア需要の今後

汎用性のあるPHPですが、PHPエンジニアの需要は今後どうなっていくのでしょうか。PHPは1995年の誕生以来、YahooやFacebookといったWebサービスでも使用され、世界中で約24億のWebサイト、そして210万以上のWebサーバで利用されています。なぜPHPが選ばれるのでしょうか。下の5つにまとめてみました。

  • 利用しているサービスやユーザーが多いため、開発に必要な情報がWeb上にも多く存在し、サンプルコードなども豊富であること。
  • 主要CMS(WordPress等ブログ開発用オープンソース)でも採用されているためカスタマイズニーズ等に対応できること。
  • CやJAVAと比較して文法が優しく記述の自由度が高いため習得しやすく、企業が初心者を育成してWebプログラマーを確保するためには最適な言語であること。
  • すでに多くの開発実績があり、信頼性が高いこと。
  • データを扱うための読み込みや書き出しを行う関数が標準で備わっており、扱いやすいこと。

このように多くのサイトやWebシステムで利用されている現状から、今後も既存システムを運用保守や追加開発していく必要があり、簡単にPHPが他の言語に置き換えられる、ということは考えにくいでしょう。そのため、PHPプログラマ・エンジニアの需要はほぼ安定した水準で推移すると想定されます。

 

上昇傾向のPHPプログラマ・エンジニアの年収は

ご紹介した通り、ニーズが高くWebサイト開発の主要言語となったPHPですから、PHPをもっと極めたい、PHPを使ってシステム開発ができるようになりたい、といった方も多いと思います。では気になるPHPエンジニアの年収はどうなっているのでしょうか。こちらではPHPプログラマ、エンジニアはどの程度の年収を得ているかを見ていきましょう。
例えば、日本国内の求人情報におけるPHPプログラマ・エンジニアの年収相場は2014年のデータで見てみますと平均341.8万円です。そして翌年の2015年は361.6万円となっています。その他の言語と比べてみますと、およそ中間層に位置する年収水準と見受けられます。求人件数の推移で見てみても、2014年は1,939件だったのに対し、2015年には2,560件に伸びています。習得する上で比較的簡単な部類に入るPHPですが、給与面では平均値、求人数でも一定数の数は常に確保されているようです。長いスパンで見てみると安定している言語と言えるでしょう。この背景にはPHPサイトが増加傾向にあるということが挙げられます。個人でも企業でもWebサービス開発が増加傾向にあるので、今後の展望は明るいと考えていいでしょう。

 

PHPだけではダメ? 生き残るための方法とは

では、PHPプログラマ、エンジニアがそのままPHPだけを突き詰めていけば良いのかというとそうとも言い切れません。なぜなら単純にプログラムを組むだけの仕事であれば、外国のオフショアセンターなどにアウトソースされることが想定されるからです。ではそのように外国に置き換えられないためにはどうすれば良いのでしょうか。
それは特定の開発環境だけでなく、様々な環境で開発可能なスキルを持つということです。例えばこれまではxampp(Apache、MySQL、PHP等がパッケージされた統合環境)が主流でしたが、開発するためのプラットフォームもAWSやHeroku、フロントエンドではjQueryといったフレームワーク、データベースはPostgreSQLなど選択肢が広がりつつあります。
そのため複数環境の特性を理解し、フロントエンドやプラットフォーム特性を意識して実装できれば、ただコードを書くだけでなくフレキシブルに対応可能な、選ばれるPHPプログラマ、エンジニアになれるでしょう。

 

ワンランク上のPHPエンジニアを目指す

PHPはご紹介の通り、敷居が低い分エンジニアでなくともPHPを扱える人は多いというのが現状です。そのためわざわざエンジニアを雇わなくてもいいというように、PHP自体が低く見られるケースが多いのも否めません。しかし構築が簡単な個人サイトならまだしも、複雑な仕様が組み込まれたYahoo! JAPANやGREEなどの大手サイトでもPHPは使われています。このように、一見低く見られがちなPHPでも世界の第一線で活躍しているのが実情ですので、その力は侮れません。自分自身で磨いたPHPの技術を低く見られないためにも、PHPの資格を取ってみてはいかがでしょうか。
中でも是非取っていただきたい資格が「PHP技術者認定上級試験」です。「IT業界における税理士試験」と呼ばれるほどの難関資格です。PHP技術者認定試験は「初級試験」「上級試験」「ウィザード」の3つに区分されていて、初級こそ8割が合格できる試験ですが、上級になりますと10%を下回りますので、万が一上級に合格できたら一流のPHPエンジニアと言えるでしょう。ちなみに最上位のウィザードは論文形式の投票による試験でして、今までの認定者は1人だけです。

 

PHPでは自己研鑽が重要になってくる

ご紹介の通り、PHPエンジニアの仕事は、一定以上のニーズがありますので近い将来なくなる、ということはないでしょう。しかしトレンドに則って常に学ぶ姿勢を崩さないことが重要です。PHP自体も進化を続けているため、自身の技術を磨き忘れないようにしましょう。

 

 

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