在宅ワークの作業環境を覗き見! 活躍するエンジニアの仕事術に迫る。

エンジニアやプログラマーにとって、作業環境は生産性を左右する大きな要素。しかし2020年はコロナ禍により、多くの企業がオフィスワークから在宅ワークへと切り替わりました。環境が整っているオフィスから自宅での作業へと切り替わり、身の回りのツールやガジェットを揃えることに苦労したエンジニアも多いのではないでしょうか?


在宅ワークが定着してきた今、第一線で活躍しているエンジニアは、どのような環境で仕事をしているのか。2人のエンジニアの自宅を訪問し、デスク周りのツールや作業効率化の工夫、仕事に対する姿勢などをお聞きしました。

整理整頓された環境で、自然体になってPCに向かう(コミさん)

小南佑介(こみなみ ゆうすけ)さん/通称 コミさん
データエンジニア。機械学習を独学で学び、京都大学在学中は日立京大ラボ(日立製作所と京都大学が共同運営している研究所)の機械学習リサーチャーとして研究開発に従事。現在はソフトバンク株式会社にて、データ管理ツール、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)のサービスを開発している。入社1年目。

――入社間もない頃からリモートワークとなり約半年経ちましたが、現在の1日の過ごし方を教えてください。

朝シャワーを浴びたあと業務開始の報告をして、朝ごはんを食べながらメールやSlackをチェックしています。だいたいキッチン横のテーブルでカタカタやっていますね。たまにひたすらコードを書いたり文献を読むときは公園などですることもありますが、ほぼ自宅にいます。17時か18時くらいに終わらせて、あとはご飯を作って、風呂に入って。普通の一人暮らしですね(笑)。

――とてもシンプルな部屋で作業に集中できそうです。1日中この場所で作業をしているのですか?

いえ、作業をする部屋が3つあって、気分を変えたいときに移動します。基本的に人が多いところで仕事するのは苦手なので、あまり外へは出ませんね。

ここは和室。このアパートは時間によって日の入りかたが違うので、朝はキッチン横で作業をして、昼過ぎになると光を追いかけてこの部屋へ移動することがあります。

一番集中したいときはベッドへ。寝ながら膝の上にパソコンを置いて作業するのがしっくりくるんです。留学時の部屋が狭かったので、そのときの習慣が染みついてしまっているのかもしれませんね。

――寝ながらの作業だと腰や肩、首が痛くなりそうですが……。

今のところは大丈夫です。よく「アーロンチェア買ったほうがいい」という話を聞くけど、そんなに惹かれません。寝っ転がって、リラックスした状態で仕事したいんですよ。休日ものんびりコード書いたり、OSSを触ったりする時間が長いので、気合を入れて整えた環境よりも自然体になれる場所で、生活の一部に溶け込むように作業をするほうが合っています。

――3つの部屋ごとに作業スタイルの違いがあって、気持ちの切り替えになりそうです。では、休憩はどのように過ごしていますか?

コーヒーが好きで、飲んでボーッとしてますね。作業の区切りがついたタイミングで淹れています。コーヒーは豆から挽いて淹れるんですけど「次は何しようかな」なんて考えながらコーヒーミルをゴリゴリやっています。お湯を沸かしたり、豆を挽く準備に4, 5分くらいかかるんですけど、ちょうどいい息抜きになりますね。

長く接するものにはお金をかける

――普段仕事のときに使っているPCやガジェットを見せてもらえますか?

MacBookは、今年7月に最新モデルに買い替えました。27万円くらいだったかな。高かったけど、これのおかげでスムーズに仕事ができているので、いい買い物でした。サイズは13インチ、メモリは32GB、SSDは256GBです。

音楽を聞きながら作業をするのでヘッドホンをよくしています。これはソニーのWH-1000XM3というモデルでノイズキャンセリング機能がすごくいいんですよ。長く接するものにはお金を惜しまないようにしていますね。

――リズム感は作業に影響しそうですね。仕事中はどんな音楽を聴いていますか?

ジャズを聴きながら作業することが多いです。上原ひろみとか。ゆっくり系よりも、ある程度スピード感のあるものが好きですね。「このコードを書こう」とアルゴリズムやロジックを考えたら、ススっと落としていく感覚なので、そのテンポに合わせられる音楽をチョイスしています。

――デスクトップを見せていただけますか?

――とても整理整頓されていて無駄がないですね。デスクトップの状態を保つために、意識していることはありますか?

フォルダはカテゴリや内容ごとに細かく分けていて、スクリーンショットなどのデータはすぐに消すようにしています。クラウドやオンライン上に置いて必要なときにダウンロードするので、手元には残さないようにしてますね。無駄なデータが残っていると作業に集中できないので。

ブラウザはGoogle ChromeやSafariを使っている人が多いと思いますが、僕は「Brave」を使っています。不要な広告をはじいてくれて、自分が見たい広告だけを表示させることができるんです。さらに広告を見るとその分ポイントが付いて、貯まれば換金もできます。

――そんなブラウザがあるんですね、はじめて知りました。 プログラミング作業時はどんなソフトやツールを使っていますか?

エディタはEmacsを使っています。大学生の頃から使っていて、キーバインドが手に染みついているので。

あとはGitHubですね。ソースコードを貯められるのはもちろん、SNS的な要素もあるので。フォローしている人がどんなアクティブをしているかを見て「こんなのあるんだ」とコミットすることもあります。

――情報収集はどんなツールを使っているんですか?

主にTwitterですね。ある程度名前が知られているので、情報収集および仕事のツールとして使っています。

Twitterは個人のパーソナリティーがすごく出るし、何に興味を持っていてどんな活動をしているのかが見えるから、信頼関係を築きやすいツールだと思います。Twitterで繋がっている人はエンジニア向けのイベントで実際に会った人とかが多いですかね。あとは普通に友達の友達とかもいます。

――フォロワー数も多いですよね! SNSをどんな風に活用していますか?

主に技術的な発信をしたり、または最新技術をキャッチアップしたりしていますね。エンジニアって、市場価値があってなんぼというか。どこの会社に所属しているかより、「○○ができる人」みたいな、個人にフォーカスしたスキルが重要だと思っていて。

エンジニアは転職市場が活発なので、そういう意味でも「自分は何ができる人間なのか」を常に発信しておかないといけません。5年後、10年後も第一線で戦えるように、技術のキャッチアップはもちろん、「彼は信頼できる人間だな」という状況を常に作っておくことが大切だと思います。その方法の1つがTwitterです。
実はいま副業で個人としても仕事を受託していて、それもTwitter経由でお仕事をもらったんです。こういう新しい仕事のきっかけが生まれたりもするので、SNSは上手に使えば良いツールだと思いますよ。そういう意味でもSNSは欠かせません。

カレンダーに締め切りは書かない。タスクは常に前倒しで進める

――作業を進める上で気を付けていることはありますか?

まとめられることは、頭の中でまとめておく。それは意識していますね。たとえば僕は自炊しているので、冷蔵庫の中身はすべて記憶しています。それと同じで、仕事もどれくらいまで作業が進んでいるか、全部頭に入っている。中途半端なところで投げ出すのが嫌いなので、一旦頭の中に保存しておいて、あとで再開する感じですね。

――その意識が身の回りの整理整頓にもつながっているんですね。デスクトップもそうですが、部屋を見渡しても無駄なものが一切ないです。

部屋の中のものも、PCのデータもあるものは元あった場所に収納することを意識しています。スクリーンショット1枚でも残っていることで、目に入って集中できなくなる。意図的に集中できる環境を作るようにしています。

――忙しくなるとPCも部屋も乱れてきますが、それがパフォーマンスにも影響を及ぼすと。ではスケジュール管理はどのようにしていますか?

前日夜に「明日何をやろうか」と考えて、朝起きたらその通りに動きます。Googleカレンダーを使っていますが、締め切りは書いていません。そもそも締め切りに追われたことがなくて。タスクをほったらかしにして遊ぶのが気持ち悪いんです。

――でも、急な外的要因で、スケジュールが崩れてしまうこともあるんじゃないですか?

そのときは、多少睡眠時間を削ってでもやります。後に回さない。「これ終わったら土日休みだ」っていう金曜夜の解放感があるでしょう? あれを常に楽しみたいんです。だからタスクは常に前倒ししていますね。メールやLINE、メッセージはすぐ返します。自分でボールを持ちたくないんですよ。

「○○さんに迷惑をかけたくない」という気持ちがモチベーションになっています。ただ、それを続けていくと常にタスクが降りかかってくるので、「今ちょっと忙しい」雰囲気をちょこちょこ出してるかな(笑)。

――クオリティの高い仕事を続けていく上で大切なことは?

スケジューリングが一番大事だと思います。あとは、自分を指名してくれた人に「こいつを選んでよかったな」と思ってもらえるクオリティを常に心がける。「仲がいい人だし、なあなあにしちゃってもいいか」というときも、ちゃんとやり切る。何をしたら相手が喜んでくれるのか、いつも考えて仕事をしています。

――エンジニアとして良い成果を出すのはもちろん、それ以外のケアも重視している、と。

そうですね。絶対読まないであろう、取扱説明書的なドキュメントをわざわざ書くこともあります。「困ったときにこれを見てください」と言えるもの。そういうケアを最初にしておくことで、後で「ここ、分からないんですけど」という問い合わせがくるコストを抑えられる。将来的には自分への評価にもつながるはずだと考えています。

自分にピッタリ合う環境を整えれば、コントローラブルなものが増えて楽になる(村上僚さん)

村上僚(むらかみ りょう)さん
Web系エンジニア、プログラマー。東証一部上場のIT企業勤務。健康保険組合の組合員に情報を提供し、健康管理のサポートをするヘルスケアサービスのシステム開発を担当している。

――村上さんの1日のワークスタイルを教えてください。

10時に会社の朝会があって、「今日はこれをやります」と報告してスタートします。そのあとは、適時SlackやZoomを使って、他のメンバーとコミュニケーションをとって、なるべく19時くらいに終わらせます。正直、終わらない日もあるので、ダラダラと夜作業をすることもあり、時間についてはそこまでストイックに管理できていないかもしれません。
任意で出社する日はありますが、それ以外はこの部屋だけで仕事をしています。カフェやコワーキングスペースは使いません。この環境に慣れちゃうと、外では仕事できないですね。

――村上さんはnote(リモートワークが 超快適になる製品10選 〜仕事に本気なあなたに〜)にもまとめているように自宅の作業環境にとてもこだわっていますが、この環境を作ろうと思った経緯を教えてください。

最初は自作PCからですね。高校生の頃から、パソコン周りの環境のセットアップが好きだったんです。とにかくパソコンを小さくすることに憧れがあって、小さい箱に収める自作PCを作っていました。で、最終的に行きついたのが「見えなくする」こと。もともとミニマリストの気質があって、「モノがあると気が散ってしまう人間だ」と気づいたんです。じゃあ、視界にモノが入らないようにしよう、と。今も机の裏側に自作のPCを設置しています。

――すごい! 「見えなくする」という発想がおもしろいですね。

その後就職したのが2019年で、入社当初から週1日はリモートワークだったので、少しずつ環境をアップデートして。今年の春からは完全リモートになったので、さらに拍車がかかりました。
あともう一つの理由があって、身体の不調もあります。もともと猫背で姿勢が悪く、首を痛めてしまって……。1日10時間以上座ってパソコンの画面とにらめっこしていたときに、「死ぬな」っていう感覚があったんです(苦笑)。もしまた悪化したら治療費がかかるし、仕事にも支障が出る。だったら姿勢を正す環境を作ったほうがいいな、と。

――身体が関わってくると仕事環境を見直さざるをえないですよね。

今は机と椅子、モニターの高さをすべて自分にピッタリ合うようにチューニングしているので、かなり楽になりました。椅子に座るときは、肘、膝、腰、足首などが90度になる姿勢が良いそうです。

――このデスクを見たときに最初に目に飛び込んで来るのが大きいなモニター。 何インチなんですか?

これは49インチです。中のウィンドウ幅は調整可能で、普段はターミナル、コードを書くエディタ、ブラウザ、Slackを並べて使っています。 タスク管理、実作業、情報収集、コミュニケーションの4画面を一度に映し出せるので、便利ですよ。各画面の場所とサイズはショートカットで調整可能できます。

――その画面操作に役立つのが、分離キーボードなんですね。通常のキーボードと比べて良い点は?

肩が開くので、姿勢をよくできます。あと、すごくキーバインドの自由度が高いです。設定用のソフトウェアが付属していて、ショートカットキーを魔改造できる。それがかなり便利ですね。行をかえたり削除したり、ショートカットですぐできる。

――操作に慣れるまでに時間がかかったんじゃないですか?

そうでもなかったですよ。1日で慣れました。ちなみにこのキーボードだけでマウス操作もできるので、マウスは使っていません。ホームポジションから一切手を動かさず操作できるので、腕を動かす必要がない。細かいグラフィカルな操作をする人はマウスが必要になると思いますが、今のところまったく問題ありません。

――単に分割しているだけではなく、機能も充実しているんですね。キーボードの手前についているものは何ですか?

これはアームレスト(肘置き)です。立って作業するときに、楽になる可能性があるなと思って買いました。それに、分離キーボードとの相性も良くて、腕を安定して置くことができます。

――立って作業するんですか!?

はい、机は電動式のスタンディングデスクで、ボタンを押せば上げ下げ可能です。ただ昇降機能って、だんだん使わなくなってしまう。なので、SwitchBotという機械を取り付けて、1時間に1回は強制的に立つように設定しています。立っていて疲れたら下げる。そこは好きなタイミングですね。

 

――立って仕事することで、作業効率は変わりましたか?

厳密には計算していないですが、腰の痛みは和らぎました。姿勢が悪いまま仕事をしていると、布団に入った瞬間に「なんか痛いな」と感じるんです。昇降デスクで立つ時間を取り入れてからは、痛みを感じる回数が減りました。

――姿勢良く座って作業をしていても、体には負担がかかっているんですね。普段座っているこの椅子も座り心地が良さそうですね。

SteelcaseのGestureという椅子で、22万円くらいしました。かなりいろんな椅子に座って比べ、座った瞬間にしっくりくるかこないか、最後は感覚で選びました。

――とても高価ですが機能も優れているんですか?

座面を前後に動かせたり、背面の傾き具合を変えられたり、アームレストの高さを変えられたり、いろんな微調整が右手だけで可能です。

――一般的なオフィスチェアに比べて細かい調整ができますし、フィット感があるように見えます。ところでこのデスク文字が書いてあるんですが、これはなんですか?

これは、ホワイトボードです。このデスクは、脚と天板を別々で組み合わせていて、マーカーで書いて簡単に消すことができます。ミーティングで話すときに気になった言葉をメモしたり、あとでカメラに撮って保存したりしていますね。

――パソコンでメモするのではなく、手書きにこだわる理由は?

あくまで感覚的な話ですが、タイピングするより脳の情報を引っ張り出しやすい気がします。手早く図形やフローチャートを書きたいときは、手書きのほうが良いですよね。

映像や音声にこだわるのは、相手への負担を減らすため

――見渡すとデスク周りには便利で実用的なガジェットが揃っていますが、音響機器もこだわりがありそうですね?

ヘッドホンはbeyerdynamic Amironを使っています。8万円くらいしましたが、Bluetoothで一番音質が良いものを買いました。音楽を聴くのと、Zoomでも使っています。

――どんな音楽を聴いているのでしょうか?

アイドルとか洋楽とか、なんでも聴きますよ。とくに集中したいときはクラシックを聴きます。「モーツァルトが集中作業に適している」という説を信じているので(笑)。

あと、Zoomをよく使うので、デジタル一眼をWebカメラとして使用しています。ただ、普通に使うと目線がずれてしまうので、テレプロンプター(放送や講演などで、カメラ目線でカンペを読むための装置)を付けています。明るく清潔感のある印象を与えるために、照明も買いました。

話すときのマイクも重要です。これは本来ビデオカメラに付ける用のショットガンマイクです。音声のざらつきって、相手にちょっとした負担をかけていると思うので少しでも声がクリアになるように揃えました。

――Webミーティングが一般的になって、みなさん部屋の背景など拘っていますが、なぜここまで映像や声にこだわっているんですか?

自分の強みが発揮されるのは、コミュニケーション面だと思っているからです。エンジニアリングとピープルケア、両方できる人は意外と少ない。プログラミングだけじゃなくコミュニケーションも重要なので、オンラインでの伝え方にはこだわっています。それが機材選びに反映されている部分もありますね。

眠くなったら15分寝る、カーテンも自動で開け閉め

――気分転換はどのようにしていますか?

1日1回は外に出るようにしています。部屋は5畳で狭いし、ずっと中にいると気分が滅入ってしまうので。アイデアが浮かばないときは、とりあえず15分くらい寝ます。あとはホワイトボードに何か書く、とか。

――1回寝ちゃうと、ダラダラしてしまうのでは?

そういうときもありますが、後でがんばる(笑)。Google Homeが枕元に置いてあるので、寝るときは声でタイマーをセットします。 ちなみにカーテンも自動で開閉できます。光の照度や時間に応じての開閉も可能で、起きたいタイミングでカーテンを開くことも可能です。

必要とされる能力はどんどん変わる。それをキャッチアップできるかどうか

――デスク周りだけでなく、部屋全体を通じて過ごしやすい環境をつくっていることはとても参考になります。仕事の環境を整えて一番良かったことは?

コントロールできるものが増えたので、精神的に楽になりました。うまく扱えないもの、支配されてしまうものに囲まれていると辛くないですか?
たとえばパソコンは、本来コントローラブルなものです。でも現実には、ソフトウェアがうまく使えなかったり、エラーメッセージが出たり、固まってしまったり。あるいは、パソコンを長時間使うことでシンプルに疲れてしまう。コンピューターを使うはずが、コンピューターに使われてしまっている。それって主従が逆転している気がするんです。

次にどんな仕事が来るか、時代がどう変化するか……自分で制御できないものはたくさんあります。その中にコントローラブルなものをいくつか置いておくと、すごく楽になる。デスク環境やPC環境が、僕にとってのそれでした。

――面白い考え方ですね。では、クオリティの高い仕事を続けるために必要なことは何だと思いますか?

ありきたりな答えかもしれませんが、「学び続けられるかどうか」だと思います。必要とされる技術はどんどん変わっていくので、キャッチアップする能力が一番大事かな。
エンジニアが身に着けるべきスキルって、領域が広いし深い。技術にしろコミュニケーションスキルにしろ、自分に足りないと思ったことを学んでいけるマインド、結局はそこじゃないでしょうか。

――勉強しつづけるモチベーションは、どこから湧き出るのでしょうか? 

作れるものの幅や貢献できる方法が増えること、それによって収入が上がっていくことも嬉しいです。それらがモチベーションですね。エンジニアとしてのスキルとヒューマンスキルを組み合わせれば、この先のキャリアにも繋がっていくだろうと考えています。

まとめ

「ベッドの上が一番集中できる」という小南さんと、自分にピッタリ合う環境をとことん追求する村上さん。両極端に見えますが、どちらも自らのパフォーマンスを最大化し、求められている以上の成果を出すための作業環境です。
エンジニアに必要なスキルといえば、「プログラミング能力」や「新しい技術を身に着ける学習能力」「論理的思考力」などを思い浮かべる人が多いでしょう。それらの技術や力をどういう自分のものにしていくのか、そこには普段の仕事環境が大きく結びついてくるのではないでしょうか。

撮影:長野竜成
取材+文:村中貴士

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