必要なのは熱い想いと行動力!いまエンジニア・クリエーターが福島に集まる理由。[地方特集6]

エンジニアに必要なスキルの1つに「行動力」があります。

どんなに素晴らしい能力やアイデアがあったとしても、「行動」しなければ何一つ新しいモノを生みだすことはできません

いま、福島県では行動するエンジニアが集まり、様々な変化が現れています。今回は、福島県で盛んな「エフスタ!!」と「CODE for X」の取り組みについて紹介します。

福島のITを変え、世界を変える「エフスタ!!」

エフスタ!!

福島のITコミュニティ「エフスタ!!」
定期的に、勉強会を開き福島のエンジニアのスキルアップや交流などを進めています。

勉強会では、100円ショップのグッズを使ったヒャッカソン。いわきで行われた「画面から飛び出すWebの世界」と題されたセッションなどが行われてきました。

エフスタ!! は、ITを使って地域を盛り上げ、面白くするための活動をしています。
特に、東日本大震災後は「福島」を強く打ち出すようになり、福島県外からも多くのIT関係者が集うコミュニティに成長しました

参考:エフスタ!! 公式サイト

エンジニアが集まり、地域の発展を目指す「CODE for X」

CODE for X

日本各地で開催されている「CODE for X(Xは地域名が入ります)」で、各地のエンジニアやクリエイター達がスキル向上や地域の発展を目標に集まっています

元々はアメリカで始まった団体の活動ですが、福島にも「行動 for 会津」と「Code for Namie」の2つの団体がITを使って福島を盛り上げようとしています。

「行動 for 会津」と「Code for Namie」の取り組みを紹介します。

ITで会津を盛り上げる!注目が集まっている「行動 for 会津」

行動 for 会津

ITで会津を盛り上げるために、エンジニアやクリエイター達が集まる「行動 for 会津」

「行動 for 会津」を主催しているのは、以前 i:Engineerで紹介した未来のギークたちに学びの場を提供すること、それが地方創生への第一歩/Geek in Local in TWDW2015【後編】のトークセッションに出演している藤井靖史准教授(会津大学)。

2014年12月には、宇宙開発アプリを作成する世界的なハッカソンである「ISAC」のプレハッカソンとして、会津大学などと連携して開催したり、日本最大級のWeb開発コンテストの「Mashup Awards」と連携するなど、規模の大きなイベントも開催しています。

「行動 for 会津」は、「Code for X」の中でも特に注目されているといえます。

参考:行動 for 会津 公式サイト

震災復興を支えるタブレット配布を行う「Code for Namie」

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いまもなお、全町民が避難生活が続いている浪江町。
全国各地に散らばってしまった町民たち。この現状を変えるために立ち上がったのが、「Code for Namie」です。

浪江町の町民にタブレットを配布し、町民のニーズに基づいたアプリの開発をするために、全国各地からエンジニアが集まり「なみえ新聞」や「なみえ放射線情報」などのアプリを作成・配布しています。

また、ハッカソンやアイデアソンなどの内容やコードソースはGitHubで公開され、オープンソース化がされており、1人でも多くのエンジニアのアイデアが実現し、浪江町の復興の支えになるように「Code for Namie」はプロジェクトを進めています

参考:Code for Namie

【まとめ】変わり続ける福島のエンジニアについて、スライドシェアでおさらい

福島県は、東日本大震災を契機に、エンジニアの力で復興や地域を盛り上げる活動が繰り広げられています。県内では、いまでも様々な制約がありますが、行動力のあるエンジニア達によって確かに変化してきています。

熱い想いを持ったエンジニアこそ、地域を盛り上げるためには必要不可欠な存在です!

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