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定年後も自分らしく働きたい。
57歳で初めての転職

2021年04月30日 レポート

「人生100年時代」と言われ、定年後も働く人が増えています。内閣府の調査によると現在仕事をしている60歳以上の約8割が65歳定年後も働きたいと回答しています。

※内閣府「高齢者の日常生活に関する意識調査」平成26年 

これまでのようにやりがいを維持し、70歳まで自分らしく働き続けたい。そんな思いを持ち、派遣エンジニアとして転職を実現した社員を紹介します。

【事例紹介】

新卒入社した大企業でソフトウェアエンジニアとして様々なプロジェクトに参画した後、数々のプロジェクトでPM(プロジェクトマネージャー)を務めるなど、長年にわたる豊富な経験と高いスキルを持つ小嶋。60歳を目前に、会社規程による「後進育成のための役職定年」「PMからエンジニアへの職種変更」「給料の大幅減」など、数年以内に迎える様々な変化について考え、70歳まで自分らしく働くことを目指して57歳で初めての転職に挑戦。現在はパーソルテクノロジースタッフのエンジニアとして活躍しています。

57歳以降もPMとしてはたらける環境を求めて 34年11カ月務めた大手メーカー系SIerを退職

小嶋は、21歳で大手メーカー系SIerにソフトウェアエンジニアとして新卒入社。インフラ・製造・金融など、多岐に渡る業界の大規模案件でプロジェクトマネージャーとして多くの経験を積み、順調なキャリアを築いてきました。

一番のやりがいになっていたのは、チームを動かし、メンバーの成長に立ち会い、さらにお客様に長く使ってもらえるシステムが作れた時の喜びを皆と分かち合えること。1つのプロジェクトに集まって長い時間を共に努力し、時にはお客様に怒られたり、徹夜して直したり…。嬉しいことも大変なこともシェアしながら仲間と一緒に数多くのシステムを作ってきました。
給与や福利厚生などの待遇面にも不満はなく「約35年間、転職を一度も考えたことがない」ほど、充実した日々を過ごしていました。

そんな小嶋が、はじめての転職を検討することになったのは、56歳になった頃。
小嶋が務めていたA社の規定では、56歳で役職定年を迎えます。役職定年になると職務軽減のためリーダ職を退き、設計中心の業務に就かなければなりません。さらに4年後、60歳で定年退職となった後は、再雇用制度を利用してはたらくことはできますが、サポート中心の業務で給与は1/3程度に減ってしまいます。そして65歳になると退職以外の選択肢がなくなります。 定年以降もやりがいを持って働きたいと考えていた小嶋は、転職を考えるようになりました。

小嶋「住んでいるマンションの植栽管理ボランティアを通じて、70~75歳くらいの方たちと接する機会があるのですが、皆さんすごく元気なんです。皆さんとの接点を通じて『こんなに元気でいられるなら70歳まで働きたい』と思うようになりました。
定年ギリギリまで働いてから転職することも検討しましたが、60代になってからでは転職活動の幅が狭まってしまうかもしれませんから、転職するなら50代のほうが良いだろうと考えました」

 

この年齢から新しい会社に馴染めるか?
試用期間でクビを切られたらどうなる?
もしこの転職に失敗したら、その次の転職リスクはさらに高まるのでは?

「年齢を重ねるごとに自分が頑固になっていくのを感じていた」という小嶋は、はじめての転職に不安や懸念を抱えていました。

さらに家族からの心配もありました。子どもはもう社会人なので養育費は必要ないし、住宅ローンも完済している。老後の費用も何とかなりそう。「それなら、もう大変な思いをして転職しなくても、65歳まで働けたら十分じゃない」と反対されていたと言います。

「たまたま立ち寄ったショッピングモールで占いコーナーを見かけ、柄にもなく人生で初めて占いをしてもらったほど」悩んでいた小嶋がそれでも転職を決心したのは、56歳になり規程通りに役職定年後に、PMを降りたことがきっかけでした。

小嶋「役職定年後は、実際の開発業務にエンジニアとして参加しました。しかし、PMの時とは使う頭が違うというか…約30年ぶりの業務に思うように対応できず、自分が納得できるパフォーマンスを出すことができませんでした。PMとしてチームやお客様に貢献してきた時と比べると空回りをしているようで、できることならPMとして働きたいと思いました」

その後は「もし転職に失敗したら?」という最悪のシナリオもイメージしたうえで、PowerPointで今後のライフプランを作成。「万が一、失敗しても大丈夫」であることを家族に説明し安心してもらってから、コロナ禍でのオンラインによる転職活動を始めました。
転職エージェントに登録し200社以上の企業を受ける中で、出会ったのがパーソルテクノロジースタッフでした。

年齢に関係なく、活躍できる環境かどうか。

パーソルテクノロジースタッフへの転職を決めた理由の1つが、若い採用担当者との出会いでした。

小嶋「私の様々な不安すべてに的確に答えてくれた優秀な採用担当の方が25歳だとお伺いして驚きました。自分が生まれるずっと前からキャリアを積んでいるようなベテランエンジニアを支援できるのもすごいことですが、若い方を私の担当にアサインした上司や会社もすごい。年齢に関係なく、能力と成果が伴えば何でもできる会社だと感じ、『ここでもう一花咲かせるぞ』という思いが沸き起こりました」

その後、小嶋は面接で『自分が元気にはたらけるうちは、70歳くらいまでは働きたいこと』、『再雇用後、やりがいが失われるほどの大幅な給与減は避けたいこと』、そして『チームで一緒にシステムを作り上げる経験がしたいこと』など、自分が転職活動をすることにした想いを正直に伝えました。

面接・面談で小嶋の想いに触れた担当マネージャーは、ぜひ自己実現を支援したいと感じたと言います。

担当マネージャー「指揮命令を受けて取り組む“派遣のPM”は、大手企業の正社員としてPMを行うのとは異なる面があるかもしれません。小嶋さんにお会いする前は少し心配していましたが、実際にお話してみると、前向きにぐいぐい質問してくれて、この人は『自分がやりがいを持って働ける場所を本当に探しているんだ』と覚悟が伝わってきました。 また、パーソルテクノロジースタッフは平均年齢が若いため、若手の支援事例と比較すると50代以上の支援実績は多くありませんでした。そのため、『小嶋さんのようなご年齢の方をどこまで支援できるだろうか』と不安もありました。しかし、小嶋さんのスキルとお人柄であれば、PMとして必要とする会社は少なくないはず。それに大先輩から私たちが学ばせていただくこともたくさんあります。大きな決断をされた小嶋さんが納得感を持って活躍できるフィールドを探したいと思いました」

面談で50代以上の支援実績が多くないということを聞いた小嶋は嬉しかったと言います。

小嶋「正直、『ラッキー!』と思いました。前職では定年退職した先輩社員が大勢いることで、これまでの慣例というか…決まった流れができていて、選択肢が前例の中にしかない印象がありました。しかし、過去の事例が少ないということは、自分が切り拓いていける可能性が大いにあるということ。転職するなら何でも挑戦しようと決めていたので、未知ではありましたがいろんな挑戦できそうだと感じました」

「65歳以降も働けるか」「再雇用後の給与が大きく下がらないか」など気になる点を確認。気になっていた「本当にチームで就業できるか」については何度も確認し、「チーム型派遣」という働き方を知った小嶋は入社を決断しました。

 

チーム拡大や後進育成にも貢献しながら、新たな領域でPMとして就業開始。

入社後は数回の職場見学を行い、小嶋には2つの就業先が提示されました。
一つは小嶋が長年興味を持っていた企業内の情報システム部門の業務。
もう一つは、小嶋が得意とする改善業務を中心としたプロジェクトのPMでした。

小嶋「これまで会社からの辞令を受けて働いて来た私にとって、仕事の選択肢が与えられたのは人生で初めてのことでした。提示されたのは、面接時に『将来的にやってみたいと思っている』と話した未経験の情シス部門と、これまでの経験を活かしてやりがいを見出せそうな改善系プロジェクトのPM。
どちらも魅力的で、自分では選べなかったので担当マネージャーに選択を任せたところ、『プロジェクトチームを拡大しながら、上流工程に携わっていけるような後進育成をお願いしたい』と私への期待を告げられ、後者の案件に就業することになりました」

小嶋がPMとして就業することになったのは、大手企業の大規模システムの運用改善などを含む2つのプロジェクト。改善プロジェクトは経験豊富ですが、システム運用は初めての経験でした。
そのため就業開始前に、パーソルテクノロジースタッフの社員が書籍購入できる学習支援制度を利用して、業界・システム運用・運用改善の本を8冊ほど購入し、2週間かけて読破。お客様との共通言語を持った状態で就業を開始しました。

小嶋「ずっとシステム開発に関わってきた私にとってシステム運用は初めての領域ですが、プロジェクトマネジメントの手法は同じ。新しいことに取り組むのが好きなので、新しい領域で自分の強みを生かせるのは嬉しかったです。
当初は1人で就業開始し、プロジェクトで人員追加があれば当社からエンジニアを追加しながらチームを拡大していく予定でしたが、就業開始後2週間でコンサルポジションについて増員のお話を頂戴することができました。私がフォローするため、システム運用知識があれば『コンサル未経験でも可』としていただいたので、上流未経験エンジニアの育成にも早速着手することになりそうです。
コロナ禍でオンライン中心のチーム作りは初めてなので不安はありますが、前向きに取り組んでいきたいと思います」

 

パーソルテクノロジースタッフのエンジニアキャリアチェンジ支援

生涯やりがいを持ってエンジニアとして働くために

パーソルテクノロジースタッフでは、エンジニアでありたいすべての人の自己実現を応援しています。小嶋のように定年を迎えてもまだまだ働きたいと思うエンジニアの方が納得できるフィールドを提供できるよう、スキルやご経験を踏まえて様々な提案をいたします。

本件に関するお問い合わせ

パーソルテクノロジースタッフ株式会社
ブランディンググループ
pr_techstaff@persol.co.jp