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コラム

2024.04.26

【2024】アプリケーションエンジニアにオススメ資格10選!難易度や必要性を解説

アプリケーションエンジニアは需要が高く人気のエンジニアです。本記事では、アプリケーションエンジニアに必要な資格を解説していきます。そして難易度や詳細な試験情報、おすすめの資格勉強方法について解説していきます。 ぜひ本記事を参考に資格取得を目指してみてください。

監修:大畑 健一(おおはた けんいち)

パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。

アプリケーションエンジニアの基本情報

アプリケーションエンジニアとはアプリケーションの開発を行うエンジニアを指します。アプリケーションの設計から動作テスト、改善などを行います。実際開発しているアプリケーションは「WEBアプリケーション」「スマートフォンアプリ」「業務系アプリケーション」になります。この3種類のアプリケーションについて下記にて詳しく解説していきます。

WEBアプリケーション

WEBアプリケーションは、Webブラウザを介してアクセスできるアプリケーションのことです。ユーザーがWebブラウザを開き、特定のURLにアクセスすることで利用できるアプリケーションです。動画サイトやオンラインミィーテングサイトなどがこれにあたります。

スマートフォンアプリ

スマートフォンアプリとはスマホにアップルストアやグーグルプレイストアからダウンロードすることで利用できるアプリケーションのことです。スマホゲームやSNSなどがこれにあたります。

業務系アプリケーション

業務系アプリケーションとは企業の業務改善を実現するためのアプリケーションです。CRM(顧客管理システム)やHRIS(人事情報システム )などがこれにあたります。またATMや自動改札機など私たちの暮らしを支えているものもあります。

そもそもアプリケーションエンジニアは資格が必要?

アプリケーションエンジニアにとって、必ずしも資格は必須ではありません。ただ、役立つ場合もあります。一般的に、転職などでは実務経験や技術スキルが重視されるためです。そのような場合、特定の分野や技術に関する資格や認定を持っていると、スキルの証明になり就職やキャリアの幅を広げるのに役立つ場合があります。
例えば、特定のプログラミング言語を取得することで、その技術を使った開発における専門知識を証明することができます。また、プロジェクト管理やセキュリティなどの関連の資格も役立つこともあります。
資格が必須でないとは言え、求人情報を見ると、多くの企業が特定の技術やツールに関する認定を希望条件として掲げていることがあります。そのため、キャリア目標や就職先に合わせて、資格取得を検討することが重要です。

未経験者のアプリケーションエンジニアにおすすめの資格2選

アプリケーションエンジニアにオススメの資格と難易度そして受験料などについて解説しています。まずは、IT業界初心者の方でも取得を目指すことのできる資格から紹介します。

基本情報技術者試験

  • 受験料:7,500円
  • 難易度:中
  • 受験形式:CBT
  • 受験可能頻度:年間2回

基本技術者試験とは行政法人情報処理推進機構が行っている国家試験で、ITエンジニアの登竜門と呼ばれている試験です。ITエンジニアとしてキャリアをスタートさせる人にはオススメの資格になっており、エンジニアに必要な基本的知識・技能を身につけることができます。

アプリケーション技術者試験

  • 受験料:15,000円
  • 難易度:易
  • 受験形式:CBT
  • 受験可能頻度:毎日

アプリケーション技術者試験とは、アンドロイトのアプリケーション開発を行うエンジニアのスキル認定を目的とした試験です。全てCBTで行われ、毎日全国160箇所以上の試験会場で受験することができます。 合格した場合、一般社団法人 IT職業能力支援機構Android認定試験制度委員会より認定書が送られ、Androidアプリケーション開発の基本的なスキルを有していることを証明することができます。

経験者のアプリケーションエンジニアにおすすめの資格6選

続いては、ある程度経験したことのあるアプリケーションエンジニアにおすすめの資格を紹介します。自分がスマートフォン開発なのか、業務系開発なのか、Web系開発なのか、何のアプリケーションエンジニアとして働くかによって全く分野が異なるため、使用する言語やスキルの資格を選びましょう。

C言語プログラミング能力認定試験

  • 受験料:1級8,000円 2級6,600円 3級5,400円(全て2024年4月~の金額)
  • 合格率:65.75%(2022年度平均合格率)
  • 難易度:低
  • 受験可能頻度:年に3回程度

C言語プログラミング能力認定試験は、C言語を使用したプログラミング能力を測定するための資格試験です。この試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催しています。C言語は、プログラミング言語の基礎を理解し、システムプログラミングや組み込み開発などの分野で幅広く利用されています。1級から3級まで試験があり、出題形式は2級及び3級が選択式、1級がPCを使用した実技試験となっています。

Java™プログラミング能力認定試験 (Java™Programming Skills Qualification Test)

  • 受験料:1級8,000円 2級6,600円 3級5,400円(全て2024年4月~の金額)
  • 合格率:51.76%(2022年度平均合格率)
  • 難易度:中
  • 受験可能頻度:年に3回程度

Java™プログラミング能力認定試験(Java™ Programming Skills Qualification Test)はJava™に関する基本的な知識を有し、オブジェクト指向に基づくアプレットやアプリケーションプログラムを作成できる能力を認定する試験です。この試験もサーティファイ情報処理能力認定委員会が主催しています。こちらも1級から3級まで試験があり、出題形式は2級及び3級が選択式、1級がPCを使用した実技試験となっています。

App Development with Swift

Swiftとは、iPhone、iPad、Mac、Apple TV、Apple Watch向けのアプリケーション開発のためにAppleが作ったプログラミング言語です。この資格を取得することで、ios向けアプリケーション開発の技術を証明することができます。注意点としては、英語での実施となるため、難易度は高いといえるでしょう。

  • 受験料:一般¥10,780(税込)/学割¥8,580(税込)
  • 合格率:非公開
  • 難易度:中
  • 受験形式:筆記試験(英語)
  • 受験可能頻度:全国のパソコンスクールや専門学校などで定期的に開催
  • HTML5プロフェッショナル認定試験

    HTML5プロフェッショナル認定とは、HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定する認定制度です。 マルチデバイスに対応したWebコンテンツ制作の基礎の実力を測るレベル1と、システム間連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計の能力を認定するレベル2で構成されています。

    • 受験料:¥16,500(税込)
    • 合格率:非公開
    • 難易度:レベルによる
    • 受験形式:CBT
    • 受験可能頻度:定期的に開催

    PHP技術者認定試験

    PHPは全世界のWebサイトの約8割で使用されている、Webエンジニアにとっては必要不可欠な技術といっても過言ではない言語です。PHP技術者認定試験は、難易度によってレベル分けされているため、自分に合ったものを受けましょう。

    • 受験料:一般¥12,000~ /学割は半額
    • 合格率:レベルによる
    • 難易度:中
    • 受験形式:テストセンター
    • 受験可能頻度:定期的に開催

    Oracle認定Java認定資格

    Oracle認定Java資格とは、日本オラクル社が認定する、プログラミング言語「Java」の技術者資格です。 Oracle認定Java資格を取得することにより、Javaの正しい知識やスキルを持っていることを証明できます。難易度別に分かれているため、自分に合ったものを選びましょう。

    • 受験料:レベルによる (詳細はこちら
    • 合格率:レベルによる(詳細はこちら
    • 難易度:レベルによる(詳細はこちら
    • 受験形式:CBT
    • 受験可能頻度:定期的に開催

    アプリケーションエンジニアにおすすめの高難易度の資格2選

    アプリケーションエンジニアとしてよりキャリアを広げたい人向けに難易度の高い資格を紹介します。

    システムアーキテクト試験

    • 受験料:7,500円
    • 合格率:10~15%
    • 難易度:高
    • 受験形式:筆記試験
    • 受験可能頻度:春期(4月)の年1回

    システムアーキテクト試験とは、行政法人情報処理推進機構が行っている試験でシステムの上流工程を主導する立場の人向けの試験です。先述の基本技術者試験の上位資格にあたり、より高度な知識・スキルが求められます。そのため受験難易度は非常に高いです。

    プロジェクトマネージャー試験

    プロジェクトマネージャー試験は、IPAが実施する資格試験で、プロジェクトを取り巻く環境変化やステークホルダの多様な要求に柔軟に対応しながら、プロジェクトを確実に成功に導くマネージャを目指す方に最適です。

    • 受験料:7,500円
    • 合格率:12~15%
    • 難易度:高
    • 受験形式:筆記試験
    • 受験可能頻度:秋期(10月)の年1回

    アプリケーションエンジニア資格取得の勉強方法

    アプリケーションエンジニアが資格を取得するためには勉強が欠かせません。資格取得のための勉強方法にはさまざまなものがあります。

    スクールに行く

    エンジニアのスクールに通う方法には、確かにいくつかのメリットがあります。返金保証がある場合やスケジュール管理が行われることで、計画的な学習が可能です。また短期間に体系的にスキルを習得できるため、独学よりスキル習得スピードが非常に早いです。加えて、スクールでは講師にキャリア相談をできることも多く、経験豊富な講師からアドバイスをもらえるため、転職活動、就職活動に有利に働くこと間違いなしです。

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    インフラエンジニアを目指すおすすめスクール6選!料金、特徴など徹底解説!

    本で学ぶ

    アプリケーションエンジニアの資格を取得するために、書籍や参考書を利用することは有益な方法の一つです。スクールと違い、自分のペースで学習を進めることができ、必要に応じて自身で復習をすることが可能です。また書籍は比較的安く買うことができるため、高額なスクールと比べて、コスパが良いと言うメリットがあります、

    動画で学習する

    インターネットの発達により、動画を利用して学習する方法が一般的になりました。動画を利用することで、場所を選ばずに専門家の説明を受けることができ、柔軟性が高い学習環境が提供されます。無料動画を利用する際には情報の信頼性に注意し、信頼できるチャンネルや講師から提供される動画を選びましょう。有料の動画コースを利用する場合は、専門的なカリキュラムや質の高いコンテンツを提供しているプラットフォームを選ぶことが重要です。動画を通じて、実際の作業手順やプログラミングの技術を視覚的に理解し、効率的にスキルを向上させることができます。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?アプリケーションエンジニアの資格について解説しました。 資格を取得することで収入アップや昇進を目指すことができます。 アプリケーションエンジニアとしてキャリアアップを目指す方は、ぜひ資格の取得を検討してみてください。

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