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コラム

2024.02.14

社内SEは第二新卒や30代未経験からでも可能?志望動機や資格を解説

未経験から社内SEを目指している方の中には、社内SEは本当に未経験から目指せるのか不安に思っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、本記事では未経験から社内SEを目指している方に向けて、社内SEの基本情報や社内SEになるためのステップについて解説します。

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監修:大畑 健一(おおはた けんいち)

パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。

未経験から社内SEになれるのか?

未経験から社内SEになれるのかについては、以下3つの場合によって、その実現可能性は異なります。

  • 新卒未経験者
  • 第二新卒未経験者
  • 30代未経験者
  • 30歳以上のIT業界経験者の場合

新卒未経験者

新卒未経験者に関しては、社内SEに採用される可能性は高いです。理由としては、新卒で社内SEを採用している企業の場合、企業内に教育体系が確立されていることが多いため、ポテンシャルの高さが重要な採用要件になるからです。よって、新卒であれば未経験からでも、社内SEになれる可能性は高いといえます。

第二新卒未経験者

第二新卒未経験者に関しても社内SEに就職しやすいと言えるでしょう。理由としては、今後もIT業界の人材不足が続くからです。また企業にとっては社会人経験が少しでもある第二新卒社は基本的なビジネスマナーがみについており、比較的獲得しやすいからです。また求職者にとってもSEは次々に知識を身につけキャリアアップしやすい職のため、挑戦しがいのある職と言えます。

30代未経験者

30代でIT業界未経験者に関しても、社内SEに転職することは可能です。ただ難易度は高いです。30代の場合は、ポテンシャル採用ではなく即戦力採用になるため、マネジメント能力やコミュニケーション能力などのヒューマンスキルが求められます。そのため、前職で培ってきたスキルを書類や面接でアピールすることが大切です。

30代未経験者

30代でIT業界経験者の場合は、企業は即戦力を求めているため、採用される可能性は高いといえます。

未経験が知っておくべき社内SEの基本情報

未経験でこれから社内SEを目指す方は社内SEに関してあまり詳しく知らない方もいらっしゃるかと思います。ここでは、未経験者が知っておくべき社内SEの基本情報を紹介します。

  • 社内SEとは?
  • 社内SEの利点
  • 社内SEの欠点
  • 社内SEの年収

社内SEとは?

社内SEは、企業内でシステム全体の運用や管理、ユーザーサポート、改善、セキュリティ対策など幅広い業務をこなします。 主に自社組織に対してサービスを提供するような形になりますが、会社の円滑な業務を支える重要な存在となっています。

社内SEの利点

未経験から社内SEを目指す方は、社内SEならではの利点を知っておくべきでしょう。そこで社内SEの利点をいくつか紹介します。

残業が少なくワークライフバランスが安定しやすい

社内SEは、開発するサービスが会社内で完結することが多く、外部から定められた納期などがないことがほとんどになります。 そのため、残業が少ない傾向があり、ワークライフバランスを保ちやすい環境が整っています。また、比較的有給休暇なども取りやすいです。

納期・外部のプレッシャーがない

社内SEは、社内のプロジェクトやシステムの開発を担当するため、外部からのプレッシャーや厳しい納期に直接さらされることが少なく、比較的ストレスフリーな環境で働きやすいです。

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■社内SEの実情やその利点に関しては下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
社内SEは勝ち組職業?楽すぎと言われる業務内容やデメリットまで詳しく解説!

社内SEの欠点

一方、社内SEは利点ばかりではありません。社内SEの欠点に関してもいくつか紹介します。

ITスキルを持った人と関わりにくい

基本的なIT職は、業務上でのエンジニア同士のコミュニケーションが多く存在します。そのため、最新の情報や技術について知る機会が生まれやすいのですが、社内SEの場合はIT業界とは無縁な社内の人との業務が多く、そういった情報に触れにくいといったデメリットが存在します。

場合によっては、エンジニアとしてのキャリアアップの妨げとなってしまうでしょう。

雑務が多い

社内SEの扱いは会社によっても大きく異なります。クライアントと契約して、そのための業務をこなすSESやSlerと比べ、社内SEはIT/Web関連の問題を解決する便利屋のような扱いを受けることもあるそうです。

「社内SEだから」というよりも、会社による差が大きいため企業選びは慎重に行いましょう。

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■社内SEになって後悔した事例に関しては下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
社内SEになって後悔した理由とは?会社選びのポイントから後悔する人の特徴まで徹底解説!

社内SEの年収

社内SEの平均年収は、521万円となっています。日本の平均年収と比較すると高い年収となっており社内SEの需要の高さが伺えます。実際、求人件数の推移を見ても2022年から2023年にかけて一貫して上昇しているため、社内SEの需要は高まっていることがわかります。一方で、システムエンジニアと比較すると社内SEの年収は低めであるため、システムエンジニア程の需要はないことがわかります。

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■社内SEの年収については下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
社内SEの年収は高いのか?年収を上げる方法についても詳しく紹介!

未経験でも社内SEに向いている人の特徴とは?

未経験でも社内SEに向いている方の特徴について紹介します。

  • コミュニケーション能力が高い
  • 論理的思考力が高い
  • 知的好奇心が強い

コミュニケーション能力が高い

社内SEは、チームメンバーとコミュニケーションを取りながら仕事を進めることが多いです。相手の意図を理解し、自分の考えを適切に伝えることができれば、チーム内での仕事の割り振りも円滑に行えます。

技術職でありながらも、社内SEはコミュニケーション能力は必須のスキルです。

論理的思考力が高い

社内SEは、効率的なシステムを設計する役割を担います。そのため、論理的に物事を考えて問題を分析することが得意な、論理的思考能力が高い人に向いています。

データや情報を組み合わせて妥当な結論を導き出すのは社内SEに必須のスキルと言えるでしょう。

知的好奇心が強い

未経験から社内SEを目指すのに向いている要素の1つとしては、知的好奇心が強いことが上げられます。社内SEは、ITに関する知識を日々アップデートする必要があります。そのため、ITに関する興味関心や、学ぶこと自体を好むかどうかが社内SEとしての適性に大きく関わってきます。

未経験から社内SEになるための3Step

未経験から社内SEを目指すためにやるべきことを3stepで紹介します。

  • 自己分析
  • スキルアップ
  • 選考対策

自己分析

ステップ1として自己分析を行いましょう。自己分析を行う目的は、自分に適性のある職種を見極めることと、自身に不足するスキルを明確化することです。自分の適性のある仕事は、自身の「能力」と「志向」によって決まります。また、「能力」と「志向」は過去の自分を振り返ることにより、明確化させることができます。その過去の自分を振り返ることこそが自己分析なのです。自己分析を行うことで、本当に自分の適職がシステムエンジニアなのかどうかを確かめてみましょう。また、適職が見つかったら、その職に就くために欠けているスキルを明確化できます。

スキルアップ

ステップ1で自己分析を行い、社内SEが自身の適職であった場合、ステップ2として自己研鑽を行いましょう。自己研鑽を行うことは、就職活動・転職活動において社内SEへの志望度やポテンシャルを示すことに繋がるため、大きなアドバンテージとなります。

選考対策

ステップ3は選考対策です。社内SEの選考では、新卒であれば、ポテンシャルの高さと志望度の高さが見られるため、なぜ社内SEになりたいのかを明確にしましょう。一方で、中途の場合は志望度の高さはもちろんですが、スキルや経験の有無を問われることが多いため、自分の経験をポートフォリオにまとめうまくアピールできるよう準備しましょう。

未経験で社内SEに転職するには志望動機が大切

未経験から社内SEに転職するための志望動機の作り方について解説していきます。是非、参考にして就職試験に臨んでみてください。

  • なぜその企業を志望しているのかを記載する
  • 今まで培ってきた経験をアピールする
  • 入社後にどのように活躍したいかやキャリアパスを記載する

なぜその企業を志望しているのかを記載する

未経験で社内SEに転職する場合、未経験である分経験者と比べてスキルや資格が少ないため、志望している企業への想いで差別化を図ることをお勧めします。企業分析を行い、自分にとってなぜその企業でないといけないかの理由を徹底的に探しましょう。その企業の特性を理解し、自分の言葉でアピールできる状態になっておきましょう。

今まで培ってきた経験をアピールする

ITエンジニアとしての経験がない場合は、前職で培ってきた経験をアピールしていきましょう。社内SEは社内外の人とのコミュニケーション能力や部門間での調整力、資格取得に向けて自己研鑽できる能力は大切です。このような経験がある場合は、きっと評価されるはずなので積極的にアピールしていきましょう。

入社後にどのように活躍したいかやキャリアパスを記載する

今まで培ってきた経験は大事ですが、採用担当者に入社後活躍してもらうイメージを持ってもらうことがより大切です。 入社して何をしたいのか、どのように成長していきたいのか、5年後どのようになっていたいのかなどを明確に語れるようになっておきましょう。

未経験から社内SEになるために必要なスキル

未経験から社内SEになるために必要なスキルをいくつか紹介します。

  • 論理的思考力
  • システム開発のスキル

論理的思考力

システムエンジニアの主な業務は、システムの設計です。システムエンジニアは、システムの全体的な構造を理解し、ユーザからの入力データがどのように処理され、データベースに格納または抽出されるかを順序立てて組み立てる必要があります。このプロセスを論理的な思考力を駆使して正確に構築することが論理的思考力です。

システムエンジニアは、要件定義から設計、実装、テスト、そして運用までの一連のプロセスに携わります。論理的思考力を持つことで、効率的かつ正確なシステム設計が可能になり、問題解決や改善にも対応しやすくなります。

システムエンジニアはシステムの全体像を把握するだけでなく、詳細な部分まで理解し、ユーザの要件を満たす最適な解決策を提供することが求められるため、論理的思考力は非常に重要なスキルと言えます。

システム開発のスキル

自社のシステムを開発するためには、設計、プログラミング、運用、保守までの一貫したシステム開発のスキルが必要となります。
もちろん自社で全てのフローを行わず、アウトソーシングする場合もありますが、最低限、システム開発周りの基礎知識は身に着けておくべきでしょう。

未経験から社内SEになるためにおすすめの資格

未経験から社内SEになるためにおすすめの資格を4つ抜粋してご紹介します。

ITパスポート

「ITパスポート」は、情報技術(IT)に関する基本的な知識やスキルを評価し、証明するための資格試験の一つです。この試験は、情報技術に関連するさまざまなトピックについての理解をテストし、IT業界での初歩的な知識を持つ個人にとって有用な資格とされています。 出題は、ストラテジ、マネジメント、テクノロジの3つの分野に分けられています。

基本情報技術者試験

「基本情報技術者試験」に関してもITエンジニアが身に着けるべき基本的な資格となっています。ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者を対象とした試験であるため、ある程度の「実務経験が前提となっています。

応用情報技術者

ITのキャリアを発展させたい場合、応用情報技術者の資格取得をお勧めします。

この試験では、経営戦略やIT戦略の立案、開発プロジェクトの計画、要件定義、マネジメント、システム開発などに必要な幅広いスキルが求められます。

この資格は特定の開発スキルをテストするものではなく、ITエンジニアに必要な総合的なスキルを高い水準で持っていることを示すものです。受験資格が特に必要ないため、ITエンジニアとしてのキャリアを積みたい方にとって、できるだけ早く資格を取得することを検討する価値があります。

Javaプログラミング能力認定試験

Javaはオブジェクト指向プログラミング言語の一つであり、規模に関係なく多くのシステム開発プロジェクトで広く使用されています。Javaのスキルを高めることで、さまざまな開発プロジェクトに参加できるでしょう。

Javaプログラミング能力認定試験は、3級から1級までの段階が存在し、受験資格は必要ありません。この資格を取得するには、オブジェクト指向の概念やJavaの仕組みなど、Javaプログラミングに必要な包括的なスキルと知識を習得することが鍵です。

【関連記事】
■社内SEにおすすめの資格については下記の記事でさらに詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
社内SEにおすすめの資格13選を紹介!資格取得の注意点についても解説。

未経験から社内SEを目指す際のポイント

未経験から社内SEを目指す際のポイントを3つ紹介します。

  • 入念な面接対策
  • 成長曲線を意識した自己研鑽
  • キャリアプランの設計

入念な面接対策

未経験から社内SEになるためには、入念な面接対策を行う必要があります。新卒未経験であれば、経験ではなくポテンシャルの高さを示す必要があるため、面接での振る舞いや話し方が合否に直接かかわります。一方で、中途の方であれば、ポテンシャルを示すだけでなく、今までの経験をどれだけ生かせるのかをアピールすることが重要になります。新卒にしろ中途にしろ、面接はアピールの場であり、知的瞬発力が求められるため最も差がつく選考フローだといえます。

成長曲線を意識した自己研鑽

スキルを磨く際には、常に成長曲線を意識しましょう。自己分析により明確化した目標と現状の自身のスキルを照らし合わせることで、自分が成長における停滞期にいるのか、成長期にいるのかを分析し、モチベーションを維持することが重要です。自己研鑽を行っている中でも、常に現状を分析し、目標とのギャップを意識することが大切になります。

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■エンジニアの成長曲線に関しては下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
エンジニアの成長曲線とは?必要な理由と活用法を紹介!

キャリアプランの設計

未経験で社内SEを目指すうえで、キャリアプランを立てることは、2つの理由から重要です。1つは、本当に必要なスキルだけを効率よく身に着けられるからです。キャリアプランを明確にすることによって、自分に必要なスキルが明確になります。よって、無駄なスキルアップを極力減らし、効率化ができます。 2つめはキャリアプランとライフプランは密接に関係しているからです。例えば、新しいスキルを獲得したことにより、仕事が完全リモートへと変わったとき、今までの生活からは全く違う生活へと変わるはずです。 キャリアプランを立てておけばこのような突然の出来事へも前もって準備しておくことが可能なため、社内SEにとって必要なことだと言えます。

【関連記事】
■エンジニアのキャリアアップに関しては下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
エンジニアがキャリアアップする方法とは -20のキャリアパス事例を解説-

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まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、未経験から社内SEを目指す方向けに、向いている人の特徴や必要なスキルなどを解説しました。これから社内SEを目指す方に参考にしていただければ幸いです。。

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