テクノロジー

効率学習!エンジニアなら知っておきたい、「IoT」についてに深〜く学べる5つのTEDトーク

いま世界が注目しているIoT。最先端の技術ですが導入事例も少しずつ増えてきています。

IoTの知識とアイデアを実現できる技術を持ち合わせたエンジニアは、今後あらゆる方面からIoTに関連した仕事が舞い込んでくるはずです。

エンジニアとして自分の市場価値を高めたいという人は、IoTにまつわるTEDトークを観て、その知見を高めておくのはいかがでしょうか。

TEDとは、毎年大規模で開催されている講演会。テクノロジーはもちろん、芸術やエンターテインメント、学術などの分野において、最前線で活躍している人たちがスピーカーとしてプレゼンテーションを行います

この講演会は、TEDの公式サイトや公式YouTubeチャンネルで無料配信されているため、IoTについての見識を深めるのにも最適な教材といえます。

IoTについて、特に深く触れているTEDトークを5つご紹介します。

そもそもIoTって何だ? 最初に観たい「What is the Internet of Things? And why should you care?(IoTって何?どうして注目すべきなんだ?)」


※上記動画は日本語字幕がありません

「IoTという言葉は聞いたことあるけど、具体的にどういうことなの?」と疑問に思っているエンジニアの方におすすめなのが、IoTに関するプレゼンしているTEDトークです。(上記の動画)

「IoTとは何か?」「なぜIoTに注目すべきなのか?」「IoTの問題点は何か?」の3つのIoTの疑問に対して分かりやすく解説しているプレゼンテーションとなります。

例えば、電球や体重計など、あらゆる物をインターネットに接続することで、「手元のスマートフォンから電球の明るさや色を変更する」「体重計のデータをネット上に保存して、必要な時にダウンロードする」など、生活や健康管理など様々な所でIoTを利用したデバイスやシステムがあります。

なぜ、IoTが注目されているのかというと、生活が便利になるだけなく自動車や医療、環境などの領域に進出していけば、より安全で快適な社会が構築されていくと予想されているからです。

ただし、IoTは「モノにインターネットを接続する技術」のことなのでセキュリティーやプライバシーには注意する必要があります。

今後ますます、あらゆる分野においてIoTの必要性が感じられるはずです。

エンジニアやクリエイターは、IoTに関する最新の動向に注目しておいて活かせそうな領域やアイデアがあったら、どんどん実行していくといいのではないでしょうか。

MITメディアラボの創設者が語るインターネットの歴史とIoTの未来 「A 30-year history of the future(30年に渡る未来の歴史)」

アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)の建築・計画スクール内にMITメディアラボという研究所が設置されており、表現やコミュニケーションに関するデジタル技術の教育や研究を行っています。

mitlogo

このMITメディアラボの創設者であるニコラス・ネグロポンテ教授は、TEDトークで以下のように話しています。

今日「モノのインターネット」に関わって作られている物を見ると嘆かわしい程に情けなく思うのです。なぜなら今起こっていることはオーブンの操作パネル機能を携帯に入れたり、ドアの鍵を携帯の機能にしたり、あらゆる物を手元に持ってきただけで、しかも実はそれは避けるべきことなのです。

デバイス自体に知性を持たせる代わりに、それを携帯電話に持たせてしまったり、ユーザーの手元に持ってきただけのモノのインターネットの有用性が充分に活かされていない。

しかし、教授は1970年代に指で操作をするコンピューターデバイスを開発していますが、当時は「解像度が低い」「手が視界を遮る」「画面が汚れる」という理由から軽視されていました。

現在、多くのスマートフォンやタブレットPCはタッチパネルで操作することが当たり前になっています。

時代の流れによっては、教授が危惧していることが解決した、本当の意味でのIoTデバイスが開発されるかもしれません。

ニコラス・ネグロポンテ教授のTEDトークは、1970年からテクノロジーの歴史を振り返り、未来の姿も示唆しています。
情報技術の歴史を垣間見ることができる優れたプレゼンなので、観ておくことをオススメします。

無知ではいられないIoTの恐ろしさ…… 事件に巻き込まれないよう、しっかりと観ておきたい「A vision of crimes in the future(将来の犯罪の姿)」

元警察官、対テロリスト戦略家として世界70カ国以上で仕事をしてきたマーク・グッドマン氏。
彼は、IoTが対応すべきセキュリティー問題について具体的に語っています。

私たちが大好きで、いつも感心しているテクノロジーの裏の面をお見せします。テクノロジーは、TEDコミュニティの手にかかれば社会に良い変化をもたらす素晴らしい道具になりますが、自爆テロリストの手に渡れば、未来の姿は全然違ったものになります。

犯罪者の多くはハイテク機器を使いこなしています

映画やドラマで観るような司令室を持ち、命令を出すテロリストや独自の携帯電話ネットワークで暗号無線システムを使って通信をしているメキシコの麻薬組織など、新たなテクノロジーが生まれるたびに、犯罪者は悪用してきました。

イノベーションは、決して犯罪に使われていいものではありません!

IoTは、モノをインターネットに接続するため、私たちが持つ多くの情報をネット上にアップロードすることになります。
このような情報を悪用されないためにも、専門家任せにするのではなく、普通の市民である私たちが立ち上がり、「世の中を変えていくべきだ」とマーク・グッドマン氏は主張します。

もちろん、IoTのセキュリティー問題について、エンジニアの視点でよく考察してデバイスやサービスを世の中に送り出す必要があります。

私たちの暮らしを便利にするIoT、自動運転の未来を学ぼう If cars could talk, accidents might be avoidable(もし車が話せたら事故はなくなる)

車に陰口をたたかせましょう、それが道路をとても安全にするのですから

というユニークなプレゼンをするのは、半導体素子メーカー インテルのジェニファー・ヘイリー氏。

自動車事故はアメリカでは、16歳から19歳の人の間では、最大の死因であり、その事故のうち75%はドラッグやアルコールとも関係がありません

このように、自動車事故はアメリカでも大きな問題になっています。

近年、自動運転が可能な車が登場し、日本でも実用化の声が多く上がっています。
自動運転に限らず、自動車事故をなくすためにIoTの技術が大きく役立ちます

車にGPSとカメラを搭載し、衛星を経由することで周囲の車の位置や進行方向、速度などを割り出し、車同士がデータを共有することで事故のリスクを減らすことが可能になります。

IoTの技術を車に搭載すれば、自動車事故の無い安全な社会を作り出すことができるようになるはずです。

IoTによる恩恵を受けるのは産業界? IoTのビジネスチャンスが学べる 「Welcome to the age of the industrial internet(インダストリアル・インターネットの時代へようこそ)」

IoTは、計り知れないほど大きな可能性を秘めています。

天才発明家トーマス・エジソンが起こしたゼネラル・エレクトロニクス(GE)社のチーフ・エコノミストであるマルコ・アヌンツィアータ氏は、産業革命、インターネット革命に次ぐ、さらなる革命である「インダストリアル・インターネット」を私たちは今まさに経験しているといいます。

「産業革命か、それ以上の革命」といわれる「インダストリアル・インターネット」がもたらしている経済効果は絶大です。

アメリカだけで見ても インダストリアル・インターネットは平均所得を今後15年で25から40%押し上げます。ここしばらくなかった高成長率で、世界のGDPを10から15兆ドル増やします。それは現在のアメリカ経済全体と同じ規模です

生活やエネルギー、輸送、医療など様々なセクターにIoTの技術が取り入れられていることで効率が上がり、大きな利益を生んでいます。

現在進行系で発展しているインダストリアル・インターネット。
よりイノベーションを加速させていくためにも、IoTなどの新たな技術へ投資し、組織や経営慣行も適応させていく必要のある時代になっています。

かつて、エジソンはこういっています。

私は未来のことなんか考えない。もうすぐそこにきているのだから

より加速していくIoT。その時、エンジニアができること

今後、ますます加速していくIoT技術。
すでに、私たちの生活の一部に取り込まれ、知らないうちに使っているということも増えてきました。

さらに、暮らしをサポートする存在として、IoTは欠かせない存在になっていきます。
近い将来、エンジニアの社会的な重要度は、現在とは比べものにならないくらい高まっているはずです。

今回紹介したTEDトークを観て、IoTの可能性について触れ、来たるべきIoT時代に備えてみてはいかがでしょうか。

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