ここからイノベーションが生まれる!仕事効率は当たり前、新たな付加価値を持つコワーキングスペース5選[都内編]

電源やWifiが完備されたスペースで机をシェアし、仕事に集中できる環境が手に入るコワーキングスペースを活用した、新たなワークスタイルの需要が年々高まっています。

最近では必要に応じてスキルの高い人材とフレキシブルに連携し、勉強会を開いたり、最先端の情報に接することもできるほか、さらに“イノベーション”という観点からエンジニア・クリエーターに好まれる、付加価値を持った5つのスペースをご紹介します。

きっかけは本棚?利用者同士の自然なコミュニケーションを育む「co-ba shibuya」

そもそも、クリエイター向けコワーキングスペースとして構想がはじまり、クラウドファンディングのCAMPFIREを使って資金調達に成功し、2011年に運営を開始。モットーは「どんなワークスタイルも邪魔しない」。

大きな机が枝分かれしたようなワークスペースなどは場所づくりへのこだわり。24時間365日カードキーで自由に使えるだけでなく、スタートアップの小規模チームやフリーランサーなど、働き方やジャンルの異なるさまざまな人が集まるコミュニティです。

特徴的なのは、別フロアにあるライブラリに自分の本棚が持てること。そこに好きな本を自由に置くことができ、貸し借りもできるので、利用者同士のキャラクターを知るきっかけとなり、多くのコミュニケーションが生まれていきます。

その中でも、ソーシャル映画レビュー&ランキングサイト「CineMatch」や、株式会社レレレによるWEBサービス「CoffeeMeeting」などは、起業家・エンジニア・クリエーターたちがここでの出会いをきっかけに制作・運用しています。

「co-ba shibuya」
最寄り:渋谷駅徒歩5分
住所:東京都渋谷区渋谷3-26-16 第5叶ビル
URL:http://tsukuruba.com/co-ba/

多彩な顔ぶれで他業種交流!さまざまコミュニティが醸成される「PoRTAL Shibuya」

エンジニア・Webクリエーターたるもの、常にあらゆるセンスを磨いておきたいもの。「PoRTAL」は空間からしてハイセンスなコワーキングスペース。気持ちのよい空間では、その場でのコミュニケーションもスムーズになり、会議も盛り上がります。

広大なフリーアドレスのオフィススペースには、デスクやソファが豊富。ミーティングブースや壁一面のホワイトボード、調理器具の揃ったキッチンもあり、自然に他業交流が生まれる仕組みが充実しています。

その結果、職業もエンジニアやWebクリエイターの他に、デザイナー、アーティスト、ライター、副業を持っているビジネスマン、会社から仕事を持ち帰る人など、さまざまな人たちに利用されています。

多種多様な利用者が相互に刺激し合う中、ママのための子供服のファッションセール通販アプリ「smarby」がここで誕生。運営会社の株式会社スマービーもスペース内に本社を置いています。

「PoRTAL Shibuya」
最寄り:渋谷駅徒歩3分
住所:東京都渋谷区渋谷1-17-1 TOC第2ビル3F
URL:http://www.hituji.jp/portal/

「クリエイター×自然・環境」を考える、21世紀型のトキワ荘をめざす「みどり荘」

ネーミングからしてユニークな「みどり荘」は、渋谷と中目黒の間に位置しています。その名の通り緑に覆われた建物で、プログラマーやグラフィックデザイナーなどが集まる21世紀のトキワ荘のような存在。

その外観とは裏腹に中身は近代的にリノベーションされ、クリエイティブな作業をするのに不足はありません。国内のサブカルやポップカルチャーに精通するライター・エディターの故・川勝正幸さんから譲り受けた、蔵書や北欧インテリアがラウンジに揃い、リラックスした空気感を醸し出しています。

働く場における自然エネルギーの導入を促す、「みどり荘ソーラーデスク開発&電力見える化プロジェクト」をはじめ、建築家の隈研吾氏設計による伝統技術を使った木製やぐらや茶室が設置され、お茶の文化と建築技術の融合を図る「WISDOM TEA HOUSE」など、画期的なプロジェクトが次々と誕生しています。

「みどり荘」
最寄り:渋谷駅徒歩10分
住所:東京都目黒区青葉台3-3-11 2階/3階
URL:http://midori.so/

起業家を育てるノウハウが満載!常に勉強会に参加できる「Open Network Space DAIKANYAMA」

メンバーの誰もが聴講できる勉強会を毎週開催しているのが「Open Network Space DAIKANYAMA」です。海外のメンターを講師としてたびたび招致している本格派。

それもそのはず、起業家を育てる国内有数のシードアクセラレーター「Open Network Lab」がそのノウハウをつぎ込んで運営しているため、単なるスペース貸しではなく、人材育成が目的のインキュベーションセンターという側面も持っています。

特にインキュベーション・プログラムでは、当スペースが支援するスタートアップの表彰を行うDemo Dayを開催。あらゆる出来事をリアルタイムで映像に配信する情報プラットフォーム「Spectee」や、アクセサリーの定額レンタルサービスの「Sparkle Box」、エンジニアのためのニュースキュレーションプラットフォーム「Codenews」など、イノベーションを起こした数々の企業が受賞しています。

「Open Network Space DAIKANYAMA」
最寄り:恵比寿駅徒歩8分
住所:東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 代官山DGビル2F
URL:http://space.onlab.jp/index.html

「社会を変える」というミッションを共有!起業家のための秘密基地「Impact HUB Tokyo」

世界に35以上の拠点をもつコワーキングスペース「HUB」の東京店。借り手のなかった元印刷工場をリノベーションしてできたワーキングスペースで、ペインティングや無造作に置かれた楽器など、まるで秘密基地のように遊び心あふれる演出がなされています。特徴的な物件を発掘することで有名な東京R不動産が共同開発というのも納得です。

施設のミッションは、個人が社会に対して問題意識を投げかけ、行動を起こしていくことで新しい時代のムーブメントを創ること。社会起業家やNPOなどIT系以外の利用者も多く、議論の上でも刺激的なコミュニケーションが生まれています。

こちらに入居する、博報堂のグループ会社からスピンアウトした「WHITE Inc.」では、暗闇で光る剣道着や触覚と視覚を組み合わせた新感覚VR、スマホと連動するニュースを投影するTシャツなど次々とイノベーションを起こし、IoT (Internet of Thing)で「モノにインターネットが繋がるようになった社会」の実現をめざしています。

「Impact HUB Tokyo」
最寄り:目黒駅徒歩10分
住所:東京都目黒区目黒2-11-3 印刷工場1F
URL:http://hubtokyo.com/

イノベーション起点で考えるからこそ、今エンジニアの働く場が注目される。

次なるイノベーションを考えるからこそのビジョンや、勉強会などの取り組み、設備の充実など、エンジニアが日常的に利用するコワーキングスペースには、それぞれの目的にあった特徴があることがわかりました。エンジニアにかぎらず、一人ひとりの目的にあわせて、ビジネスマンやフリーランスの方にとっての“イノベーション”のため、これからはこれらコワーキングスペースを仕事場として利用してみてはいかがしょうか?

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