オモシロ

【キニレポ!】 Twitterで発信する際のツボとは? ~「ファンをつくるSNS活用術」レポート~

※この「キニレポ!」は、“気になるテック系イベント”に参加して、ざっくり概要をまとめてレポートしていく企画です。



こんにちは、レポーターのマサです。

皆さんはSNSを使って何かを発信していますでしょうか? 今や“社会インフラ”と言っても過言ではないソーシャルメディアですが、エンジニアの私たちはどのように使いこなすべきなのか。

いえ、そもそもSNSは何を使うべきで、フォロワーって多ければ多いほど良いのでしょうか?

そんな疑問を持った私マサは、7月から9月まで開催されていたSNSのゼミに参加してきました。


「ファンを作るSNS活用術」に参加

参加したのは、経済メディアであるNewsPicksが運営する「NewsPicksアカデミア」のゼミ。

3か月・計6回で様々な講師が様々なテーマの講義を行うのですが、その中に「ファンを作るSNS活用術」というゼミがあったのです。講師は菅本裕子さん。


Newspicksアカデミアのサイトより

元HKT48のメンバーで「ゆうこす」と呼ばれ親しまれていますが、現在は「モテクリエイター」と名乗り、SNSアドバイザーや、モデルとしても活躍し、20代女性を中心にカリスマ的人気を誇っています。

Instagram、Twitter、LINE@、YoutubeなどのSNSのフォロワーは100万人を超え、SNSを駆使した“自分プロモーション”で、ファンを広げ続けているのです。

「HKT48のメンバーだったからフォロワーも多いのでは?」と思われるかも知れませんが、そんなことはありませんでした。

「フォロワー数こそ多いものの“発信力”があるわけではなかったんです」とは、ゆうこすさんの談。実際、HKT48を辞めた当時はフォロワーが6万人いても平均的な“いいね数”は20ほどで、イベントを開催してもたった3人くらいしか集まらない状態だったというのです。

それからというもの、Twitterやインスタグラム、YouTubeなどのSNSを徹底的に研究して、「どういった発信をすれば反応してもらえるのか」を考えながら試し、地道にファンを増やしていったのだそうです。

そして今では、女性限定のイベントを開催すると数百枚のチケットが即完売するほどになったのだとか。

こうした流れは「ビジネスパーソンの方にも必ずできる」とゆうこすさんは言います。SNSに関する書籍も出されているのですが、その内容も織り交ぜつつゼミで学んだことを一部ご紹介していきましょう。


SNSで夢を叶える』(ゆうこす・著)


なぜ、エンジニアもSNSを使うべきなのか

プログラミングをするエンジニアがまだ少なかった時代には、そのプログラムを「知っている」というだけで価値がありました。しかし、今の時代、ひとつのプログラムを知っているだけでは強みとは言えませんよね。

以前に「【Pythonのパイセン!】落合陽一研究室出身のスーパー新社会人」という記事で登場した河原圭佑さんも仰っていましたが、“できる限り幅広い分野での知識や技術を持っており、状況に応じてその技術を使いこなす”ということが重要です。

そして、さらに言えば“そのことが知られている”というのもポイントなのです。

どんなに優れた技術を持っていても、誰にも知られていないのはもったいない。だからこそ、「発信する」ということが求められるのです。

また、自分がなんとなく発信した情報であったとしても、それがきっかけとなって「仕事」に繋がっていくことも珍しいことではありません。特にフリーランスのエンジニアの場合、SNSから仕事の依頼を受けるケースも増えてきていると言います。


皆さんが起業している場合でも、フリーランスの場合でも、組織に所属している場合でも、これからの時代は「個人のブランド」というものが重要になることは間違いありません。SNSを積極的に活用し、個人としての影響力や発信力を強めるべきなのです。

では、どのように強めたらよいのでしょうか。

使うSNSによって違いはあるの?

発信力を強めたいと言っても、何でもいいから片っ端にSNSをはじめればいいというものではありません。

Twitterやインスタグラム、 FacebookにYouTubeなど、SNSといっても様々な種類がありますが、「それぞれのSNSの特徴を知り、それぞれに合った投稿をすることが重要です」「1番やってはいけないのが、“とりあえず”で発信することです」とゆうこすさんは話します。

最近では連携ツールも充実しているせいか、インスタグラムで投稿したものをそのまま Twitterでもシェアしたり、Twitterで投稿したものをFacebookで自動投稿したりするケースが散見されます。しかし、それに対してゆうこすさんは「もったいない」と嘆いていました。

確かにこれは、それぞれのフォロワーから「手抜きをしている」と捉えられてしまいますし、同じ投稿をシェアするだけなら見る意味がないですものね。

ゆうこすさんは、Twitterを拡散型SNS、インスタグラムとYouTubeを掘り下げ型SNSとざっくり位置づけていましたが、この記事では特に拡散型SNSであるTwitterに関して掘り下げていきたいと思います。


▼Twitterの特徴

Twitterは、SNSの中でもダントツに拡散力が高いメディアです。拡散力の秘密はRT「リツイート」にあります。リツイートとは、RE:Tweetつまり他人のつぶやきを再ツイートすることです。

誰かのツイートを誰かがRTすると、その人のフォロワーのタイムラインにも表示されるので、どんどん拡散されます。その結果、RTを通してその人のことを知った人が、フォローしてくれるのです。

※ファボつまり“いいね”でもタイムラインに表示されますが、必ず表示されるわけではありません。

▼フォロワーを増やすには

フォロワーを増やすには、「どういうフォロワー」を「どういう理由」で「どのくらいまで増やしたいのか」を考えなければいけません。

多くの人はアカウントを見た時に「この人、フォローして良いのかな?」と思っているので、明確な理由を用意してあげないといけません。

Twitterをはじめた頃のゆうこすさんも「おはよう」とか「今日のお昼はうどんだった」とか、自分のファンに向けてだけ内容の薄いことをつぶやいていたそうです。もちろんRTは全くされず、いいねが4件もあれば「今日はいいほうだな」と思っていたとか。

自分のTwitterを見て、見てくれた人になにか意味をもたらすのかどうか。「役に立った!」なのか「元気が出てきた!」なのか、意味を考えようということです。

自分の愚痴や、不満の捌け口のような自己満足なツイートばかりだと、見ようと思ってくれる人は減ってしまいます。ただの「つぶやき」を「情報」に変える、ということを意識してみましょう。



アカウントはどうすれば良い?

では、Twitterの設定は具体的にどのようにするのが良いのでしょうか。

▼アイコン

まず、「アイコンにはこだわったほうがいい」と、ゆうこすさんは力を入れて言っていました。

確かに、Twitterでもインスタグラムでも、アイコンというのはどんな人なのかを判断する1つの重要な情報です。ゆうこすさんいわく、「ペットの写真をアイコンにしている人を見かけますが、どうも違和感を覚えます」とのこと。それがペット情報を発信しているアカウントならいいのでしょうが、美容情報を発信しているのにアイコンがペットだったりすると、「どうして?」と思ってしまうのだとか。

確かにそうですね。アプリのアイコンなどもそうですが、パッと見て何を表しているのかがすぐにわかった方が良いのかも知れません。

個人アカウントであれば、顔を出してさらに見やすい写真にすることも大事だといいます。そうすることで、アイコンを見た人は「こういう人なんだ」と安心感を覚え、「フォローしてみよう」という気持ちにもつながりやすくなります。

顔を出したくない場合は、何かあなたを象徴するようなモチーフの写真をつかうのがいいかもしれません。それが投稿の内容とマッチしていれば、記憶に残る良いアイコンと言えるでしょう。

▼プロフィール

アイコンと同じくらい大事なのがプロフィールです。たまに何も書いていない人や、ひと言しか書いていない人がいますが、「もったいない」とゆうこすさんは嘆きます。

情報量が少なすぎると、どういう人なのかが分からないので、フォローしようという気にはならないでしょう。書いていたとしても、どんなことを発信しているのか分からないアカウントももったいないです。プロフィールは意外に見られていますから出来る限り書きましょう。

他のSNSも使っている場合はそのリンクも入れておくと、より知ってもらえる機会が増えるかも知れません。お仕事に繋げたい人であればプロフィール欄にメールアドレスなどの連絡先やHPのURLを入れるのも良いのではないでしょうか。


ゆうこすさんのアカウント(@yukosu_kawaii

プロフィールのポイントについてゆうこすさんは、「自分を本に例えるといい」といっていました。

・タイトル → キャッチコピーや肩書
・帯文 → 明確なメリット
・内容 → 読む意味があるかどうか
・読者の声 → 応援していい空気感

確かに本はそれぞれアピールが異なりますから、売れている本を参考に自分のアカウントでしか見られない「何か」をしっかり書くと良いかも知れません。


何をつぶやくべきなのか

アイコンも用意し、プロフィールもしっかり書いたら、いよいよツイートです。先ほども、“役に立つことでなければ広がらない”と書きました。

爆発的にRTされることを「バズる」と言いますが、いったんバズると、1回のツイートで1日でフォロワーが1000人単位で増える……なんてことも夢ではないのだとか。

では、RTはどうやったらしてもらえるのでしょうか。

ゆうこすさんは書籍の中でこのように書いています。

ポイントは、共感してもらえるかどうか。
実は、「共感」こそが拡散の原動力なのです。
RTは誰かの言葉を自分のタイムラインに投稿し直すという行為。
「私が思っていた本当の気持ちを、代わりに行ってくれた」と思ってもらえると、RTにつながります。

『SNSで夢を叶える』P94より



共感というのをもう少し具体的に書くと、次のようなセリフだといいます。

「思っていた本当の気持ちを代わりに言ってくれた」
「言いたいけど言えなかったから、RT。」

自分の意見を代弁してくれるような代弁的ツイートは、RTにつながります。ゆうこすさんの場合、女の子の本音をつぶやくようになったところ共感を得てRTが増えていったと言います。

そういった「共感」を得るツイートを続けていくと、同じ価値観の人が集まり、続ければ続けるほどエンゲージメント率の高い、発信力の高いアカウントに育っていくというわけです。


そもそも人がフォローする理由は、共感情報提供です。
ただし、“情報だけ”だとウザいと感じられてしまいます。

ですから、大事なポイントは次の2点。

・誰に対して共感して欲しいのかを明確に公言すること。
・その人たちに向けて本音をつぶやくようにすること。

もし共感ポイントが分からなければ、周囲の人に聞くと良いのだと言います。

また、ツイッターで共感をよぶつぶやきは、エモいこと
具体的な説明を、また書籍から抜粋してみましょう。

エモいツイートとは、心に響く、本音が漏れちゃったようなつぶやきのことです。
上っ面の言葉では意味がありません。
たどたどしくてもいいから、自分の言葉で本音を伝えること。
これが大事なのです。

『SNSで夢を叶える』P96より



先ほどもありましたが、作りこまれた文章よりも、思わず漏れた本音のほうがエモいので広がりやすい、ということですね。

また、短くてエッジの効いた言葉にすることも大事だと言います。
ツイッターは140文字まで書けますが、ダラダラと140文字いっぱい書くよりも、なるべくいらない部分をそぎ落として短くした方がエモくなりやすいかもしれません。

ただ、エモさが大事とは言え、マイナス面での感情的なツイートは良くないですね。

冒頭でも書いた通り、SNSは仕事につながることがあります。
ですから、「あのクライアントはダメだ!」などとクライアント批評のような発言だったり、「今日も会社に遅刻しちゃった(笑)」など、社会人としてのモラルに欠けるような発言をSNSで発信することはおすすめできません。

ただの独り言ばかりをつぶやいて自己満足するばかりではなく、広めたいと思ってもらえる投稿にしていきましょうね。

エンジニアもSNSを活用することで活躍の幅が広がるはずですから。


それではまた!



取材+文:プラスドライブ

この記事が気に入ったらいいね!しよう

いいね!するとi:Engineerの最新情報をお届けします

プライバシーマーク 優良派遣事業者認定マーク