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現役理系女子大生が語る 女子エンジニアのイマドキ事情【第三回】

イマドキの理系女子事情を探っていく本コラム。

今回登場の内田さんはシンガポールからの帰国子女です。世界に羽ばたく日本を象徴して、彼女のように海外留学から日本の大学へ進学する若者も増えています。

学生のうちから研究のフィールドを海外に広げるエンジニアの卵達が、これから増えてくることを予感させるインタビューです。

タイと日本の工場を比較分析する 内田あゆみさん 経営システム工学科4年

小さい頃から自然現象が好きで迷わず理系に進む

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---小さい頃から理系科目に興味があったのですか?

内田:そうですね。小さい頃から自然現象が好きな子供でした。 小学生の頃から「なんで、なんで」って、しつこく聞く子でした。例えば「なんで雲は動いているんだろう」とか、「なんで花は枯れるんだろう」とか、スゴく幼稚な発想ですが、ただ私の場合はそれに対する疑問をずっと持ち続けていて、その原因が分かった時にようやく納得する。その納得感がスゴく楽しくて、だから興味ある分野もおのずと理学系に絞られていきました。

---今の大学や学部を選んだ理由はなんですか?

内田:私は高校三年間を海外で過ごしたので、日本の大学に関する知識が乏しかったのです。そこで高校2年生の時に、日本でのオープン・キャンパスに参加しました。ともかく情報が全く無かったので、「これは直接、キャンパスへ乗り込むしかない」と思ったんです(笑)。その時、たまたま教授がやられていた授業に参加して、それがとても面白かったので、進学の意志を固めました。

---大学での専攻はなんですか?

内田:生産管理を専攻しています。研究テーマとしては、工場の比較分析をやりました。具体的にはモデル式を使って分析していきます。例えば工場の生産ラインを、どう動かせばもっと効率が上がるのかとか、場合によっては、さらにラインを制御する技術そのものを研究対象にする人もいますね。

---実際に工場見学に行くのですか?

内田:私の場合は、実際に工場に出掛けたりもしました。農業関係の工場であったり、食品関係の工場であったり、いろいろな業種を見て、最終的には精密機器を扱っている製造業にターゲットを絞って、タイまで見学に行きました。

---なぜ精密機械の分野を選ばれたのですか?

内田:例えば半導体を作るラインと、薬品を作るラインと、食料品を作るラインは全く違います。それらに普遍的に対応するのは難しいので、そこは自分で考えて、精密機械という分野を選択しました。

タイと日本の製造業を比較研究する

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---タイと日本の製造業を比較研究されたということですが、研究結果はいかがでしたか?

内田:タイと日本の工場を比較分析して、そんな中でもまだまだ発展が十分ではない部分もありました。それに対してどうやって改善活動を行っていけばいいのか。数値的に分析していて、ボトルネックを見つけて、改善していくというふうにまとめていくのですが、非常に面白い、興味深い体験をしました。

---同じ業種の工場でも、日本とタイでは相当違う?

内田:違いはありますね。ただ、タイの方が成長のスピードが早い感じがしました。

今後どうなるか予測のつかないIT技術に注目

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---研究領域も含めて、個人的に、今、注目している、気になる科学技術がありますか?

内田:注目しているのは、やっぱりIT技術ですね。今後どうなっていくのか予測もつかない。今、私は22歳ですけど、小さい頃に音楽プレーヤーとかがあって、「これで写真も撮れたら便利だな」って思ったら、今は実際にスマホで出来てしまう。しかもムービーまで。

そんな感じで、これから先も、突拍子もない組み合わせで、実は大変便利なものが出てくるのではないでしょうか。

---では最後に理系女子の4年間のキャンパスライフを振り返って、一言お願いします。

内田:大学四年間は、本当にやりきった感じです。研究はハードでしたね。実は卒論を終えたばかりで、昨日無事通過しました。今はやれやれといった感じです。

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