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現役理系女子大生が語る 女子エンジニアのイマドキ事情【第一回】

女性の社会進出が著しい昨今、男の職場というイメージがあったエンジニアの世界にも才能溢れる若い女性たちが進出しています。

そこで大学で理系コースに通っている現役女子大生たちにインタビュー。なぜ理系を選び、なにを学び、なにを考えているのか、イマドキの理系女子事情を探っていきます。

トップバッターは経営システム工学を専攻する徳永さんです。

理系と文系が融合したような世界で、人間工学を学ぶ
徳永早希さん
経営システム工学科4年

高校の担任に経営システム工学を勧められて進学

—理系に進むきっかけは、なんだったのでしょうか?

徳永:私の場合は通っていた高校が2年生から理系と文系にクラスが別れるシステムだったので、その時に理系を選択しました。理由としてはもちろん数学が好きだったのと、逆に暗記科目がテスト範囲の量は覚えられるのですが、受験の量になると自信がなかったので、文系に進むのを止めました。

—大学では経営システム工学を学ばれたそうですが、その領域を選んだ理由はなんですか?

徳永:まず大学受験の時に学部と学科を選ぶのですが、その時に、担任の先生に、経営システム工学を勧められたのが大きかったです。

うちの学部の中には学科が5つありますが、「どこにする?」って先生にきかれて、本当に何も決めていなかった。今にして思えば、ただ、ただ東京の大学に行きたいという、ありがちな希望だけが先走っていた状態ですね(笑)。それで先生も勧めてくれるし、名前にカタカナが入っているのでカッコ良さそうだと思ったりもして、そんな意外と簡単な理由で進学してしまいました(笑)。

—もともとやりたかったのは、なんですか?

徳永:うーん、今となっては難しい質問ですね。例えばどこでも好きな大学の好きな学部、学科に入れてあげるという条件であっても、結果的に経営システムが良かったと思います。

実際に進まれてみて、どんな学科でした?

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—では、企画から開発に移る段階でチーム内のエンジニアとはどのような関係性を築いていったのでしょう?

徳永:うちは文系と理系が融合したような学科で、白衣を着て実験をしている人がいるかと思えば、机に向かってプログラミングしている人もいたりとか、見た目はバラバラなんです。私が具体的にやってきたことといえば、例えばメソッド・エンジニアリングという手法を使って、鉛筆削りを分解して組み立てるときに効率よくやる方法を考えなさいとか(笑)。

人間工学の研究室に進んだので、それこそ椅子やテーブルのデザインや、サービス、皆さんが使っているスマホのインターフェイスなども、研究の対象領域となります。実際にICTサービスでも、専門的な手法を用いて、人間工学的な分析が行なわれ、応用されているんです。

—なるほど、インターネットと人間工学というのは、なかなか想像できませんでした。

徳永:例えば人間の手の動きを分析して、こういう機械を作ればいいとか、そういうことも研究対象です。大雑把に言うと人間の本質や性質に関わった分析をして、それを応用していく感じなので、純然たる理系っぽくない学問だと言えば、そうかもしれませんね。

—大学を卒業後は、どういった職種に進むのですか?

徳永:一般にはメーカーに行く人が多くて、その他ではSEになる人もいますね。結構、幅広い分野に散らばっていく学科です。

—現在4年生ということですが、理系女子のキャンパスライフはいかがでしたか?

徳永:4年間を振り返ると、特にテスト期間中は勉強がきつかったです。実際に大学1年生の頃は、月曜から金曜まで、朝から夜6時くらいまで、ずっと大学にいました。

ただ学年が上がって単位が取れてくると、学校へは週2~3回行けばいい感じになりました。だから1年生、2年生で勉強をしっかりして単位をとっていれば、3~4年の時には余裕が出てきます。それはこれから理系を目指す後輩に言っておきたいですね。頑張って早めに単位をとっておきましょう!

あと通学でも、パソコンとか普段持ち歩く荷物も多いですね。華やかなキャンパスライフではなく、本当に地味です(笑)。でも楽しかったですけどね。

—女子率はどのくらいですか?

徳永:うちの場合、女子は学科全体で10%くらいです。そのうち半分くらいが就職して、残りは大学院に進みます。私の研究室は一人を除いて全員就職しましたけど、おそらく全体でならすと大学院進学率は5割にのぼると思います。

エンジニアには熱を持って独創的な技術を創り出していって欲しい

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—では最後に、先輩のエンジニアに向けて一言、お願いします。

徳永:知らない人が見ると、エンジニアの作業というのはパソコンに向かってひたすら作業してて、退屈に見えるかもしれませんよね。でも、エンジニアにしてみればそれが楽しくてやっているはずですので、これからも熱を持って、世の中の役に立つ独創的な技術を創り出していって欲しいですね。

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