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フリーランスと派遣エンジニアの違いとは?働き方の特徴を比較・解説

派遣業界コラム この記事は約 11 分で読めます。

フリーランスエンジニアと派遣エンジニアでは、働き方にどのような違いがあるのでしょうか? どちらも正社員として働くよりも自由度が高い働き方として、近年注目を集めていますが、同じエンジニアでも雇用形態が違えば働き方も大きく変わってきます。

雇用形態の違いは、作業範囲や報酬などにも影響するものです。両者の違いを理解し、自身の環境に合った働き方を見つけるための参考にしてください。

フリーランスエンジニアと派遣エンジニアの違い

フリーランスエンジニアと派遣エンジニアでは、雇用形態の違いのほか、労働基準法の適応や個別の業務範囲に至るまで異なる点がさまざまあります。

フリーランスエンジニア 派遣エンジニア
雇用形態 業務委託契約 雇用契約(派遣会社)
労働基準法 適応外 適応
一般的な業務範囲 営業/開発/クライアントとの連絡/納品/修正/事務処理/保険などの手続き 開発/納品/修正

フリーランスエンジニアは自由な働き方ができることがメリットですが、会社に雇用されていないため、営業やクライアントとのコミュニケーション、さらに各種事務処理など、広範な業務を個人で対応しなければいけません。

一方派遣エンジニアの場合は、企業との雇用契約を結んでいるためフリーランスほど自由な働き方は難しいかもしれませんが、開発業務に注力できる点が大きなメリットになります。

フリーランスエンジニアの雇用形態と業務範囲

フリーランスエンジニアは、発注者と業務委託契約を結び仕事を請け負うことが一般的です。労働基準法は適応されず、工数管理(作業にかかる時間)や業務管理は自身で行うことになります。

また、仕事を請け負うまでにはいくつかの段階が存在します。習得しているプログラミング言語やスキルを整理し、開発に携わる案件をリサーチ。そしてこれまでの開発実績やポートフォリオを提示して発注者に提案を行います。こうした段階を経ることで、業務が発生する流れです。

つまり、フリーランスエンジニアの場合は、実際の開発工程のほかに多岐に渡る業務をこなさなければなりません。

  • 開発案件の営業・受注
  • クライアントや発注者とのコミュニケーション
  • 納品
  • 修正対応
  • 請求書・税金処理
  • 保険などの手続き

携わりたい開発案件や開発環境をその都度選べることは、フリーランスエンジニアの大きなメリットです。しかし、クライアントとのコミュニケーションや書類の作成など、開発以外にも多くの時間が割かれます。事務作業・事務処理に追われることも少なくないため、派遣エンジニアと比べると開発業務に集中しづらい点はデメリットになるでしょう。

派遣エンジニアの雇用形態と業務範囲

一方、派遣エンジニアの場合は、派遣会社と雇用契約を結びます。案件の獲得や事務処理、保険や税金に関する手続きなどは派遣会社が代行するため、フリーランスエンジニアよりも開発業務に集中することが可能です。

なお、派遣エンジニアの雇用形態には「有期雇用」と「無期雇用」の2種類があり、この種類によっても働き方は大きく異なります。

有期雇用(登録型派遣)

登録型派遣とも呼ばれる有期雇用は、「特定の期間に集中して働きたい」「休暇を長期でまとめて取得したい」といったように、自身のライフスタイルに合わせた働き方を選択できる点がメリットです。ただし、雇用契約はあくまでも「有期」であり、雇用期間は限定されるため、雇用契約のない期間には収入を確保できません。

なお、「もっとエンジニアとして働きたい」「安定した収入を得たい」という場合は、派遣先企業で3年間従事すれば雇用安定措置を講じられるようになるため、以下のような内容を申し立てられます。

  • 派遣先企業への直接雇用
  • 派遣会社での無期雇用契約
  • 雇用契約を維持したまま紹介予定派遣

紹介予定派遣とは、最長6ヶ月間の派遣期間終了後に、労働者と派遣先企業の合意のもと正社員として雇用される働き方です。

無期雇用(常用型派遣)

一方、無期雇用契約は常用型派遣とも呼ばれ、雇用期間が限定されない契約です。有期雇用と比較して収入が安定する点がメリットとなります。

フリーランスエンジニアと派遣エンジニアの働き方の違い

続いて、フリーランスエンジニアと派遣エンジニアの具体的な働き方の違いを解説していきます。

フリーランスエンジニア 派遣エンジニア
勤務形態 (一般的に)テレワーク 出勤またはテレワーク
勤務時間 決まっていない 決まっている
休暇 開発に支障のない範囲であれば自由 休暇が決められている

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、テレワークの普及が進んでいます。この潮流は派遣エンジニアにも当てはまるもので、よりフレキシブルな働き方を選べるようになってきました。

勤務時間や休暇などの違いはありますが、「働く場所」という観点では、派遣エンジニアとフリーランスエンジニアで以前ほどの違いは見られなくなってきています

フリーランスエンジニアの働き方

フリーランスエンジニアは一般的に出勤の必要がないほか、勤務時間という概念自体が存在しないため、働く日や時間をすべて自分で決めることができます。業務に支障をきたさない範囲内で休暇を取るのも自由であり、発注者や他のエンジニアとのコミュニケーションもオンラインで行われることが基本のため、旅先や海外で業務するノマドワークも実現できます。

ただし、「フリーランス=自由に働ける」というイメージが先行しがちですが、これらはすべて業務を確実に履行することが大前提であることを忘れてはいけません。成果物の品質を担保し、納品期日に必ず間に合わせるスキルがあればこそ成立する、責任感が求められる働き方でもあります。

派遣エンジニアの働き方

派遣先企業による違いはありますが、現在の派遣エンジニアはテレワークが可能な職場も増えてきています。2020年4月末時点にて、テレワーク相談可能な派遣求人は、2019年12月と比較すると約8倍も増加しているのです。

また、65%の派遣エンジニアはテレワークを快適と感じており、今後も継続したいと希望しています。

参考:弊社調査「【エンジニア調査結果】リモート派遣に前向きなエンジニアが8割以上

テレワークでも就業時間は定められているものの、出勤やその準備に費やしていた時間は解消されます。その分、育児や家事に割く時間を捻出しつつ、仕事に取り組める環境が整ってきていることは喜ばしいことでしょう。特に有期雇用であれば、働く期間や日数にも融通が利きやすいため、より自由な働き方を実現できます。

フリーランスエンジニアのようなノマドワークとまではいきませんが、派遣エンジニアでも希望に応じた柔軟な働き方ができるようになってきているのです。

フリーランスエンジニアと派遣エンジニアの報酬の違い

フリーランスエンジニアと派遣エンジニアでは、報酬面の違いもあります。

フリーランスエンジニア 派遣エンジニア
報酬の特徴 成果報酬 有期雇用:時給
無期雇用:固定報酬
報酬単価 変動 固定
報酬の安定 不安定 安定

フリーランスエンジニアは、保有するスキルや従事する案件に応じて報酬は大きく変動します。年収1000万円プレイヤーの仲間入りも夢ではありませんが、収入は不安定になりがちです。

一方、派遣エンジニアの場合はあらかじめ決められた報酬が支払われるため、比較的安定した収入を得られます。

フリーランスエンジニアの報酬

フリーランスエンジニアは、獲得した案件の成果物を納品する「成果報酬」が一般的です。

エンジニアとしてのスキルや成果物のクオリティが報酬にダイレクトに反映される点が、フリーランスエンジニアの大きな特徴です。スキルを活かして高品質な成果物の納品を続ければ、報酬単価をアップさせることも十分に見込めるでしょう。さらに案件数も増やしていくことで、収入を大きく増やすことも可能です。

ただし、成果物の品質が発注者の納得のいくものでなければ契約の継続は望めません。再度営業に取り組むなど、案件獲得のために自発的に行動しなければ仕事自体が無くなってしまいます。

派遣エンジニアの報酬

派遣エンジニアの場合は、派遣会社と雇用契約を結ぶ際に報酬額も決定されます。有期雇用では時給を定め、無期雇用では毎月固定の報酬が決められることが一般的です。このように、比較的安定した報酬を受け取れる点が、派遣エンジニアの特徴です。

なお、派遣法の改正により2020年から「同一労働同一賃金」が施行されました。2021年4月からは中小企業も同一労働同一賃金の対象となるため、これまで問題視されていた派遣社員と正社員の賃金格差は解消に向かっています。

エンジニアはフリーランスと派遣を兼業できる

登録型派遣エンジニアの場合、派遣での業務とフリーランスで獲得した案件の兼業(ダブルワーク)も十分に可能です。

登録型派遣エンジニアは週2日や3日での雇用契約も珍しくありません。残りの日数をフリーランスとして稼働し、効率的に両方の開発業務に対応していければ、どちらか一方のみで働くよりも多くの収入を得られるでしょう。

常用型派遣エンジニアでもダブルワークは不可能ではありませんが、日常的に業務に割かれる時間は正社員と同様であることを考慮すると、フリーランスとして本格的に稼働するのは簡単ではないでしょう。

ダブルワークのメリット

フリーランスエンジニアと派遣エンジニアのダブルワークのメリットは主に以下の3点です。

  • 収入が安定する
  • 開発経験を営業に活用できる
  • 収入を大きく伸ばせる

どうしても不安定になりがちなフリーランスの収入を懸念するのであれば、安定した収入を得られる派遣エンジニアとの兼業が視野に入ってきます。派遣エンジニアとして一定の収入を確保しておけば、精神的にも余裕が生まれ、フリーランスで働いていくモチベーションも揺るぎません。

また、派遣エンジニアとしての開発経験は自身の実績になります。実績の有無はフリーランスの案件獲得に大きく影響するため、有利に立ち回れるようになるでしょう。派遣先で経験を積み、スキルを磨くことで、フリーランスでの報酬単価を上げるといったアプローチも可能です。

兼業で生まれる好循環を活かし、フリーランスでの報酬単価を上げられれば、「安定」と「収入を最大化」を両立できることが、ダブルワークの大きなメリットです。

ダブルワークのデメリット

一方、ダブルワークの課題になるのは、フリーランス案件と派遣業務の両輪を円滑に回していくために、厳格なコントロールが必要不可欠になる点です。業務管理が煩雑になると、オーバーワークや納品漏れなど、どちらの開発も中途半端になってしまう可能性があります。

フリーランスと派遣の兼業は、限られた開発スケジュールの中で確実に納品まで落とし込めるよう、業務全体のバランスを常に考えなければいけません。兼業する案件の選択や無理のない時間リソースの構成に細心の注意を払ってください。

しっかり理解して自分に合った働き方を

フリーランスエンジニアは自身の裁量で自由に働き方を選択でき、スキルや実績次第では報酬を大幅に上げることが可能です。一方、開発業務のほかに事務作業などを含めたすべての工程が自己責任となるため、派遣エンジニアと比較して担当領域は広範におよびます。

派遣エンジニアは報酬を大きく上げることは難しい面もありますが、テレワーク対応の企業も増えてきたことで、フリーランスに近い自由な働き方ができるようになってきています。また、同一労働同一賃金の施行により、派遣社員と正社員の賃金格差は解消に向かっています。

働き方はどちらか一方に限定されるものではなく、ダブルワークも視野に入ってきます。両者の働き方をよく理解したうえで、自身の希望にマッチした働き方を選択してください。

まとめ
  • フリーランスエンジニアは業務委託契約、派遣エンジニアは派遣会社と雇用契約を結ぶ
  • フリーランスエンジニアは労働基準法の適応外
  • フリーランスエンジニアの業務領域は派遣エンジニアより広範におよぶため、開発業務だけに集中することは難しい
  • 派遣エンジニアの雇用形態には「有期雇用」と「無期雇用」の2種類があり、雇用期間の違いから収入の安定面に差が生じる
  • テレワークの普及を受け、「働く場所」という観点では、派遣エンジニアとフリーランスエンジニアで以前ほどの違いは見られなくなってきている
  • フリーランスエンジニアは勤務時間という概念自体が存在しないため、ノマドワークも実現できる
  • 派遣エンジニアもテレワーク可能な職場が増えてきており、より柔軟な働き方ができるように変化している
  • フリーランスエンジニアはスキルや成果物のクオリティが報酬にダイレクトに反映されるため、収入を大きく増やすことも可能
  • 派遣エンジニアは比較的安定した報酬を受け取れ、さらに同一労働同一賃金の施行により正社員との賃金格差は解消に向かっている
  • 特に登録型派遣エンジニアの場合、派遣業務とフリーランス案件のダブルワークも十分に可能

 

 

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