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通勤しない働き方「リモートワーク」とは?メリット・注意点・事例をご紹介

派遣業界コラム この記事は約 13 分で読めます。

近年、国が進める「働き方改革」などの影響により、働き方の多様化が進んでいます。

そのなかの一つに「リモートワーク」という働き方があります。

リモートワークとは、会社に縛られない新しい業務形態のことです。

リモートワークにはどのようなメリットがあり、どのような職種が存在するのか、実例を交えて解説します。

 

リモートワークとは?

リモートワークとはテレワークの一種で、会社以外の場所で仕事をする勤務形態のことです。

テレワークが個事業主やフリーランスも含むのに対して、リモートワークは基本的に企業に雇用された従業員勤務地に縛られずに働くことを指します。

似た用語に「在宅勤務」がありますが、この場合は自宅を主な作業場所と定めています。

リモートワークは「自宅に限らず自由な場所で仕事ができる新しい働き方」だといえるでしょう。

一口にリモートワークと言っても、その種類はさまざまです。

 

ハイブリッド型リモートワーク

ハイブリッド型リモートワークとは、オフィスで働く時間とオフィス以外で勤務可能な時間を会社が規定するタイプです。

導入のしやすさでは一番でしょう。

 

フルタイム型リモートワーク

オフィスに出勤せず、完全に自由な場所で仕事をする働き方をフルタイム型リモートワークと呼びます。

出勤していなくても会社とは直接雇用契約を結んでいます。

 

アウトソース型リモートワーク

アウトソース型リモートワークは、オフィスに出勤せず、自由な場所で仕事をする点についてはフルタイム型と同じです。

しかし、雇用形態が正規ではない場合はアウトソース型リモートワークになります。

 

テンポラリー型リモートワーク

育児や介護のために通勤できない時にだけリモートワークの形をとるケースをテンポラリー型リモートワークと呼びます。

一時的なリモートワークという意味で、休職と違って仕事から完全に離れるわけではありません。

そのため職場復帰がしやすいというメリットがあります。

 

リモートワークで働くメリット

従業員企業にとってのリモートワークのメリットを説明します。

 

従業員側のメリット

働く側から見たリモートワークのメリットを紹介します。

 

育児や介護と両立できる

出産や親の介護で仕事を辞めざるをえない状況になる方もいます。

育児や介護で何かと入り用になるにも関わらず収入が減ってしまうと、厳しい生活を強いられる方が大半でしょう。

しかし、リモートワークなら自宅で働けるので、育児や介護と仕事の両立が可能です。

仕事を辞めずに続けられるので、育児や介護が落ち着いたら本格復帰しやすいのもメリットです。

 

通勤のストレスが無い

リモートワークの最大ともいうべきメリットは通勤しなくて良いことです。

朝早く起きて満員電車に乗り会社に行くストレスから解放されます。

通勤で消費していた時間や体力をほかのことに回せるので、生活や仕事に余裕を持てるでしょう。

 

働く場所を選べる

通勤しなくて良いのはもちろん、自宅に限らず好きな場所で仕事ができるのもリモートワークのメリットです。

カフェやコワーキングスペースなど、場所を変えて仕事をすることも可能です。

 

人の目が気にならない

仕事中に同僚や上司の視線を気にしなくていいこともポイントです。

自宅であれば、朝起きてパジャマのまま仕事をすることもできます。

ただし、ビデオチャット会議をおこなうときなどは身だしなみに気をつけましょう。

 

生産性が上がる

オフィスや自宅以外の場所の方が仕事がはかどるという方は実際のところ多いはずです。

また、夜よりも朝早くの方が仕事に集中できるという方もいるでしょう。

オフィスにいると同僚や上司の言動が気になって思うように仕事が進まないという方もいるかもしれません。

リモートワークなら働く場所や時間を自分で調整できるので、集中力やモチベーションの低下を防ぐことが可能です。

それによって生産性の向上が見込めます。

 

企業側のメリット

従業員がリモートワークで働くことは、企業側にもメリットをもたらします。

 

離職率が下がる

従業員の離職は、教育にかけたコストやその人が持っていた知識の損失、他社員のモチベーションの低下につながります。

さらに、離職率が上がると企業イメージが損なわれます。

離職率を抑えることは企業管理者にとって大きな課題です。

リモートワークの導入は育児離職や介護離職の有効な対策となり、生活と仕事を調和させて相乗効果をめざすワークライフバランス」への取り組みの一環にもなります。

 

コストの削減

従業員会社で働くには数分のデスクやPC、それらを置く場所が必要です。

それ以外にも光熱費や交通費など、なにかと費用がかかります。

しかし、リモートワークの導入により、これらにかかるコストの削減が可能です。

 

優秀な人材の確保

勤務地の制限がなくなるので、求人情報を広告などに出す際に、全国を対象に人材を募ることができます。

出産や介護で通勤ができなくなった優秀な人材に、引き続き働いてもらうことも可能です。

 

正社員のリモートワークはどんなふうに仕事をする? 働き方の事例

では、実際にリモートワークで働いている方はどのように仕事をしているのでしょうか。

実際にリモートワークで勤務している方の働き方を紹介します。

 

40代 デザイナー Tさんの働き方

リモートワーク歴 5年ほど
勤務時間 10時?19時
業務のやり取りのツール チャットツールと電話
自宅以外ではどのような場所仕事をするか ほぼ自宅のみ。
まれに出社してコミュニケーションを図る程度

 

【業務内容】

デザイン全般と簡単なプログラミングがメインです。

チャットツールで依頼を受け、納品もチャットツールでおこないます。

デザインについて、文章でのイメージのすり合わせが難しい場合などは電話で話すこともありますが、基本的にはチャット上で完結します。

 

【仕事がはかどらない時のリフレッシュ方法】

どうしても仕事がはかどらないときは、長めの休憩を取り散歩をするなどして頭を冷やします。

その分、19時以降も延長で仕事をするようにしています。

 

【リモートワークで仕事をするうえで気をつけていること】

会社通勤していた時の生活リズムをなるべく崩さないように気をつけています。

朝起きる時間、仕事を始める時間、仕事を終える時間はオフィスワークをしていた頃と変えない方が時間を有効に使えるからです。

また、急にオフィスに出勤するように言われた際も対応できるというのもあります。

顔を合わせて話す機会がない分、チャットや電話で連絡が来た際は迅速に対応するよう心がけています。

 

【リモートワークで苦労すること】

自由である一方、生活リズムを維持するのが難しいです。

また、通勤の必要がなく、デスクワークということもあり運動不足になりがちです。

業務面ではチャットや電話だけでは顔が見えないので、相手の要求を把握できているか不安になることがあります。

あとは、オフィスのスタッフに自分の現状を把握してもらえず、同時期に仕事が集中してしまうことも。

こちらもオフィスの状況がわからないので、質問したい相手がオフィスにいるか、忙しそうかなどの判断ができないところも困りどころです。

 

【リモートワークで個人的に感じるメリット】

満員電車や人の多いところが苦手なので、通勤しなくていいのは助かります。

多少無理のあるスケジュールで夜遅くまで仕事をしたときも、疲れたらすぐにベッドで休めるのもいいところです。

パソコン周りのスペースを自分の好きなように使えて、気分転換に家事ができるのもリモートワークのメリットです。

 

【リモートワークに向いていると思う仕事】

  • パソコン等の環境が揃っていれば、どこでも作業ができる仕事
  • 業務実績となる成果物が明確な仕事
  • チャットやメールで納品できる仕事

 

未経験者や主婦でもできるリモートワークのアルバイトやテレワークの副業

時間のあまり取れない主婦や業務未経験者、さらに平日は会社勤めをしながら末に副業という形で取り組みたいという方に適した、比較的軽めのリモートワークも存在します。

自分の都合のよい時間帯で働けるテレワークサービスを利用した業務委託案件、さらにアルバイト形態で勤務可能なリモートワークにどのようなものがあるか紹介します。

 

ライター

簡単なレビューやブログ記事を書く仕事です。

1記事XXX円」「1文字X円」といった形で報酬が決められています。

 

仕事によっては高いクオリティが求められるので、トライアル制度導入しているところもあります。

慣れないうちは安くても簡単な仕事を選んで、経験を積むと良いでしょう。

経験を積めば、単価の高い記事で高収入を得ることも可能です。

 

また、経験者優遇・リモートワーク可のアルバイト・パート案件などもあります。

高時給を目指せるので、ライター経験のある方にとっては狙い目です。

 

アンケート・文字起こし

アンケートに答えたり、音声データから文字起こしをしたりする仕事です。

業務委託案件が多く低単価ですが、特別な専門知識を要せず短時間で対応できる仕事がほとんどなので気軽に挑戦できます。

 

英語等の翻訳

記事や動画、メールなどの翻訳をおこなう仕事です。

英語力に自信のある方や英語を勉強している方に向いています。

仕事の範囲も広いので、初心者でも対応できる比較的簡単な仕事あります。

スキルのある方ならアルバイト・パートで英語関連のアプリにまつわる業務などに携わり、高収入をめざすのも一つです。

 


ほかにも、リモートワーク可のエンジニア案件も多数あるので、システム開発の経験がある方は隙間時間や末で対応できそうな求人情報を探してみるのもよいでしょう。

 

リモートワークをする際の注意点

リモートワークで働くうえで、いくつかの注意点があります。

 

長時間働かないようにする

リモートワークの場合、オンとオフの区別が付きにくくなります

とくに企業側から勤怠管理をされていない場合、仕事の終わりを意識しづらく、「深夜まで仕事を続けてしまった・・・」ということになりかねません。

また、長時間労働が続くと体調も崩しやすく仕事の効率も悪くなります。

自分で仕事をする時間を決めて働きすぎないように気をつけましょう

 

コミュニケーションを密にとる

リモートワークは基本的に出勤する必要がないので、どうしても他の社員と会う頻度は低くなります。

実際に会話をしたことのある相手と、チャットでのやりとりしかしていない相手とでは、業務上での話の伝わり方もかなり違います。

どの人がどの案件に関わっているかどのような知識を持っているのかなど、スタッフの情報がわからないと疑問点を誰に聞けば良いのかも判断できません

それぞれのスタッフの性格も把握しているくらいの方が仕事を円滑に進めることができます。

遠方に住んでいるなどオフィスに顔を出す機会を作るのが難しい場合は、チャットなどのコミュニケーションツールを積極的に利用して、密に連絡をとるようにしましょう。

 

働く時間を合わせる

オフィスで働くスタッフと勤務時間をなるべく合わせることも重要です。

自由だからといって昼夜逆転の生活になると、「すぐに確認したいことがあるのに誰とも連絡がつかない」ということになりがちです。

また、リアルタイムでやりとりができないと、オフィス勤務のスタッフからの信頼が得にくくなる可能性もあります。

オフィスがいる時間をコアタイムに設定しておけば連絡が付きやすくなり、お互いに信頼関係を築きながら効率的に仕事を進めることができます。

 

情報格差が起こらないようにする

オフィスにいないと情報共有がされないことも多々あります。

たとえば、会社社員を集めて社長が話した重大な話を「誰かが伝えているだろう」とその場にいたスタッフが思ってしまい、情報が入ってこないケースです。

同じ会社に所属するチームメンバーとして確実に情報共有がなされるようにしなければ業務に支障が出る場合もあるでしょう。

リモートワークで働くなら、オフィス勤務の人以上に存在をアピールすることが大切になってきます。

そのため、毎日の自分のタスクがほかの人からも見えるようなツールを利用するなどして、一緒に働く仲間だと認識されるようにしましょう。

 

リモートワークで働くエンジニアに聞いたアピール方法

リモートワークで働いてみると、自分の業務状況をどう伝えるかに悩む方は多いはずです。

そこで、実際にリモートワークで働いている方に聞いた対策を紹介します。

 

社内ではプロジェクト管理ボードとして「Redmine」というソフトを使用しているので、意識的に「チケット ※1」にコメントし、ノウハウは「wiki ※2」に書き込むようにしています。

※1 やるべき作業を管理する機能
※2 共同でメモを作成できる機能

コーディングをする際は作業履歴がわかるように、バージョン管理システムを利用したうえで、こまめに更新をかけています。

こうしておけば自身のやってきたことの振り返りができ、何よりも目に見えないリモートワーカーが仕事をしているという証明になります。

また、リモートワーク時のコミュニケーション手段はチャットツールが一番無駄がないように思います。

音声通話と違って簡潔にやり取りができるうえ記録にも残るからです。

 

このように、自分が日々おこなっている作業の進捗がほかの人からみてもわかるように、証拠が残るようにしておくことが大切です。

 

リモートワークは簡単な仕事から専門的な仕事まである!
自分に合った仕事を見つけよう

近年、リモートワークを取り入れる企業が増えてきています。

リモートワークは企業にとっても従業員にとってもメリットのたくさんある新しい勤務形態です。

自由な場所でストレスなく働けるメリットもあるので、オフィスに通うよりも効率的に仕事ができるという特徴もあります。

条件が合えばアルバイト・パートや副業という選択肢もあるので、ぜひリモートワークにチャレンジしてみましょう。

 

まとめ
  • リモートワークとは企業に雇用されながらも好きな場所仕事ができる働き方
  • 育児や介護をしながら働けるメリットがある
  • 長時間労働コミュニケーション不足に注意
  • 簡単な仕事から専門的な仕事まである

 

 

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