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満足度の高い転職活動を目指す「紹介予定派遣」の仕組みとは?

派遣業界コラム この記事は約 9 分で読めます。

せっかく就業先が決まっても、自分のスキルと実際の仕事の内容に大きなギャップがあったり、社風になかなかなじめなかったりなどの理由で、残念ながら職場に定着できなかった──。

そんなケースは少なくありません。

 

これまでのキャリアで積み上げた力をしっかりとアピールしたい

自分にフィットする雰囲気の会社で働きたい」。

そんな希望をもつ就業スタッフと就業先企業が相互に理解を深め、ミスマッチのリスクをできるだけ下げるために活用されているのが「紹介予定派遣」です。

その流れやメリットに加え、「派遣」や「正社員」との違いなどをチェックしていきましょう。

 

「紹介予定派遣」の特徴

「紹介予定派遣」は“社員採用”が前提

派遣」とは、派遣会社に登録したスタッフが、ライフスタイルやスキルの度合いなどに応じて、さまざまな企業・場所で勤務する働き方のことを指します。

派遣先の企業との契約期間が更新となれば同じ職場で引き続き勤務。

契約終了となった場合は、新たな派遣先をまた一から探すことになります。

働く期間や時間についても、短期や長期、また短時間もあればフルタイムもあり、仕事内容のバリエーションもさまざま。

雇用契約は派遣先企業ではなく派遣元企業との間で結ばれているため、給与はこの派遣元企業から支払われます。

 

一方「紹介予定派遣」は、正社員や契約社員として採用されることを前提に派遣先企業で勤務する形態です。

あくまでも契約期間単位の働き方である通常の派遣とはこの点が大きく異なります。

また、派遣先企業との間で面接が行われることも違いの一つ。

この面接を経て採用されると、一定期間(最長で6か月)は通常の派遣と同じように就業します。

その後、派遣期間終了前に、派遣元企業から就業スタッフに入社の意思を、派遣先企業に採用の意思をそれぞれ確認されます。

双方が合意に至れば、派遣会社との契約から就業先企業による「直接雇用」へと切り替えられ、同じ会社で正社員または契約社員としての新たな毎日が始まります。

 

紹介予定派遣のメリットは?

ミスマッチのリスクを回避できる

正社員や契約社員としての雇用を目指す点では、「派遣ではない通常の求職活動と結果的にはあまり変わらないのでは?」との疑問もあるかもしれません。

では、あえて紹介予定派遣を選択する利点はどこにあるのでしょうか。

一つは、「スタート地点でのアドバンテージが得られること」が挙げられます。

 

求職活動において最初のハードルとなるのは、履歴書や職務経歴書といった応募用の書類をしっかりと準備しなければならないことでしょう。

書類で懸命にPRした内容が企業サイドのアンテナに引っかからなければ、面接などの次のステップにたどり着くことはできません。

紹介予定派遣ではなく、いきなり社員採用を目指す場合、この書類選考を経て面接などに進み、その後に待ち受けるいくつかの難関を突破してようやく採用となります。

ところがいざ働き始めてみると、企業から求められることと自分ができることに差があったり、事前に抱いていた会社のイメージと現実にズレがあったりして、実力をうまく発揮できない状況に置かれてしまうことも起こり得ます。

つまり通常の求職活動を成功させるには、短い選考期間内の限られたチャンスを活かして自分の強みや個性をうまくアピールし、かつ企業や職場環境と自分の相性も見極めることが重要になります。

 

紹介予定派遣のメリットは、会社や職場環境と自分の相性を働きながら確認できることです。

例えば職場内の雰囲気や一緒に働く社員たちの人となりなどは、働き続けられるかを考える上で非常に重要なファクターですが、実際にそこで働いてみない限りよくは分かりません。

正社員としてようやく採用された後でこのような部分に違和感を抱いても、「退職してまた一から求職活動をやり直す」という決断を下すのはなかなか難しいでしょう。

一方、紹介予定派遣なら就業スタッフと企業の両社の希望が一致した場合、直接雇用に切り替えることになるので、自分に合った会社を探しやすい仕組みだと言えます。

 

もう一つ、社員を募集する通常の求人に比べると、未経験者や経験の浅い人にも就業のチャンスがあることも紹介予定派遣の利点と言えます。

このチャンスを活かして自分の強みをアピールできれば、憧れの企業や職種への転身も夢ではありません。

 

一つ注意したいポイントとしては、直雇用後の待遇面が挙げられます。

雇用が派遣元から切り替えられた時、どのような待遇になるかは、紹介予定派遣の面接時に、しっかりと確認しておくと安心です。

 

IT人材向けの紹介予定派遣の動向

実際の働きぶりを評価された成功例が多数

このような紹介予定派遣に関して、近年ではIT人材の募集も増えています。

 

パーソルクロステクノロジーの紹介予定派遣専用ページ(/ttp/)  を見ると、グローバルにサービスを展開する外資系メーカーや、急成長中のベンチャー企業、創業から長い歴史をもつ老舗企業など、IT人材向けの紹介予定派遣先が多様に広がっていることが分かります。

また職種も開発エンジニアやSEはもちろん、ネットワーク・サーバーエンジニア、コーダー、ウェブディレクター、ウェブデザイナーなど、技術系からクリエイティブ系までバラエティ豊富です。

 

同社の担当者は、近年の傾向を次のように語ります。

当社集計によると、2017年度に比べ2018年度は求人数が1.5倍となるなど、IT人材向け紹介予定派遣案件の拡大傾向は数字にも表れています。

中でも特に増加が顕著なのが

  • 『システム開発エンジニア』
  • 『ヘルプデスク』
  • 『設計エンジニア(機械・電気)』

などの職種で、いずれも求人数は前年度比およそ2倍

ちなみに、IT人材の紹介予定派遣における全職種の平均年収もおよそ2%アップしており、求人数の増加・多様化にあわせ、待遇面も改善傾向にあります。

 

ITエンジニアの本当の技術スキルは、応募書類や面接だけでは計りにくく、かつエンジニア側もアピールしづらい側面があるため、紹介予定派遣のシステムが適しているといえるかもしれません。

そして通常の就職活動に比べて、新たな職種に挑戦しやすい紹介予定派遣だからこそのサクセスストーリーも少なくありません。

 

例えば

前職でサーバーの運用監視に従事していた20代男性は、派遣期間中に勉強熱心な姿勢や前向きな仕事ぶりが評価され、システム開発会社にプログラマーとして採用されました。

今では一人前のプログラマーとして活躍しており、年収は100万円アップ。

他にも

システムのテスト業務に従事していた20代男性も、派遣期間中の真摯に仕事に向き合う性格と、着実に成果を出し続けた結果で信頼を勝ち取り、大手銀行系列の企業に社内システム開発・運用担当として採用されました。

入社後は社内のシステム導入などの業務を任され、年収は130万円アップしました。

 

最後は、アルバイトからの転身の実例です。

接客業のアルバイトをしていた20代男性は、当然IT業界は未経験。

ただ、接客業で培った丁寧な対応と、知識を吸収するスピードが認められ、商社に社内SEとして採用されました。

年収も170万円アップし、社内でも頼りにされる存在になりました。

 

若手が成功を掴み取った上記3つの事例は、紹介予定派遣の事例であると同時に、パーソルクロステクノロジーがITエンジニアを目指す若年層向けにトレーニングを行う就業支援サービス/u_29/lp/)の事例でもあります。

興味のある方は、このサイトもあわせて覗いてみてください。

 

IT人材が紹介予定派遣を選択する意味

専門のスタッフが最適な自己PR術をサポート

採用される予定の会社で働きながら自身と企業の相性を見極められることは、紹介予定派遣の大きなメリットです。

ただし、“自分の力を存分に発揮できる会社”への就業に近づくためには、まずは自身の強みや弱みを冷静に分析し整理しておくことも重要。

しかし、自分のキャリアや特徴を客観視したくても、その分析が果たして正しいのか、なかなか確信がもてないのも事実です。

派遣会社を通した紹介予定派遣であれば、そのモヤモヤを解消し、効果的なPR方法をサポートしてくれるキャリアアドバイザーからの助言も受けられる

実は紹介予定派遣の最大のメリットは、そうした点にあるのかもしれません。

 

例えば、自分流に進める転職活動だと、多くの人がマイナス面を伝えたくないばかりに、良い面まで伝えられなくなってしまっていることがあります。

このような時、実は視点や伝え方を少し変えるだけで、マイナスがプラスに変わることもあるんです。

紹介予定派遣の場合、最適な発信の方法を、市場ニーズや企業の採用担当者が求めるポイントを熟知している私たちがサポートします。

紹介予定派遣による就業スタッフさんの多くは、このサポートが心強かったと言ってくださいます。

と前出の担当者は語ります。

 

常に新たなテクノロジーが登場し従来の常識を塗り替えるさまざまなアイデアを取り入れながら変化し続けるIT業界。

その業界は、異業種からの転身組など多様なバックグラウンドをもつ人材たちの活躍によって支えられています。

ただやみくもに求人情報を検索して端から順にアタックしていくよりも、目標を絞り込んで賢くアプローチする方が、本当に働きたい企業や職種、職場環境は近づきます。

この効率化を体現した紹介予定派遣へのニーズは、これからますます高まりそうです。

 

 

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