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機械設計向けのツールAutoCAD Mechanicalとは

機電派遣コラム この記事は約 5 分で読めます。

最近の設計士の多くは、図面を起こす際にCADを使っているかと思います。

そして、用途により扱うCADソフトも異なってきます。

中でも、製造業の生産性向上に特化したCADソフトがありますが、はたしてどのようなCADツールなのでしょうか。

 

今回はそんなオートデスクが提供するソフトで機械設計用ツールAutoCAD Mechanicalについてご紹介します

 

AutoCADはCADの汎用ソフトウェア

まず、AutoCAD Mechanicalの前に、AutoCADについてご紹介しましょう。

機械設計ソフトウェアAutoCADは、30年以上前から使われている汎用のCADソフトウェアです

主に建築や土木、機械の分野で使われており、知名度抜群のCADソフトと言えるでしょう。

 

2Dでも3Dでも使われており、AutoCADをベースにさまざまなアプリケーションが誕生しています。

AutoCAD Mechanicalは、AutoCADに機械設計を効率良くするための機能が備わったものです

 

AutoCAD Mechanicalの主な機能

最新のAutoCAD Mechanicalソフトウェアは、機械設計専用・機械設計向けで主に使われている2次元CADのソフトウェアです

なぜ機械設計の現場で使われているのかと言うと、製図ツールをはじめ、機械設計や機械図面の作業・作図にとって効果的な機能が備わっているからです。

 

たとえば、細かなパーツを図面に起こす際、通常ではかなりの時間を要します。

ところが、AutoCAD Mechanicalでは70万点の部品・製品がライブラリに搭載されているため、設計データ・設計図面の共有、設計変更・表示においてかなりの時間短縮を図ることができるのですます。

また、部品表を作り、寸法線を変更することもできます。

画層グループを使って部品ごとに画層を分けることができるのも、AutoCAD Mechanicalならではと言えるでしょう。

 

製造業向けの機械設計の作成・修正・ドキュメント作成に活用できるサイズに基づいたパーツとツールのライブラリも追加されています。

動作環境が整えば大変便利な商品です。

 

さまざまな規格に準拠しているのも魅力

AutoCAD Mechanicalは、ISOやJISなど、世界のさまざまな製図規格に準拠しています

先ほど挙げた70万点以上のパーツも、世界各国の規格に準拠しているものばかりです。

 

また、JISやISOといった規格による図面の書き方がありますが、AutoCAD Mechanicalを使えば、それらの規格に則った図示記号を挿入することができるのです。

他にも、ネジ・ボルト計算や梁のたわみ計算なども規格に則ったものであり、非常に使いやすくできています

 

AutoCAD Mechanicalを扱うには

AutoCAD Mechanicalを扱うためには、そのベースとなるAutoCADを扱える必要があります

AutoCADのオペレーションができるだけでは、Mechanicalの専門的なオペレーションができないからです。

 

AutoCADは独学や教本でも学べますが、Mechanicalまでを目標とするなら、併せてスクールで身につけた方がよいでしょう。

総合的に学ぶのであれば、大塚商会が主催するAutoCAD Mechanicalコースに参加してみてはいかがでしょうか。

 

AutoCAD Mechanicalコースでは、独自の画層管理機能やより強化された作図・編集コマンド、工業規格に則った標準部品や図記号など、AutoCAD Mechanicalの特長や機能の理解を深めることにより、効率的に図面を作成するためのトレーニングを提供しています

利用者のレベルに応じたコースが用意され、AutoCADMechanicalバリューパックでは操作経験の有無で2つのコースを選ぶことができます。

 

機械設計技師なら、ぜひ押さえてもらいたいツール

AutoCAD Mechanicalには、機械設計をする上で必要なツールが概ね搭載されています

ひと通り扱えるようになれば、業務が円滑に進むことでしょう。機械設計に携わるのであれば、身につけておきたいスキルと言えます

 

AutoCAD Mechanicalを利用するには、AutoCAD環境が必須です。無料のトライアル期間もあります。

より多様な使用目的があるならAutoCAD for Windows と AutoCAD for Mac (英語版)の両方が使え、業種別ツールセットがAutoCADひとつで利用できるようになる「AutoCAD Mechanicalサブスクリプション」という商品もあります。

 

 

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