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自分を評価してみたくなったらチャレンジ! 機械設計技術者試験

機電派遣コラム この記事は約 4 分で読めます。

機械設計技術者試験という資格試験があるのをご存知ですか?機械設計のスキルを認定しようというもので、スキルアップの目標として、また持っている技術や知識の整理に、と受験する方も多いようです。社員の取得を推奨する企業も増えていますし、国家資格である技術士を目指すためのステップアップ資格の1つとしても注目されています。

 

自分の技術力を試してみたいと思いませんか?

設計の技術や知識を計るのは非常に難しいと感じているエンジニアの方は多いと思います。しかし、逆に評価してほしいという要望もあるのではないでしょうか? 機械設計技術者試験は、そんな声から作られた、総合的な技術力を認定する資格試験です。実施しているのは日本機械設計工業会で、平成7年から現在までに1級2,792名、2級9,515名、平成10年から始まった3級では25,944名が受験しています。この資格は国家資格ではありませんが、取得を推奨する企業や資格手当てを給付する企業も多くなっているようです。また、3級取得においては、工業系の学校を出ていない人がエンジニアを目指す際に1つの指標になることもあるようです。難易度の高い国家資格、技術士を目指す方にとっても、大事な足がかりになると注目されています。

 

知っておきたい受験資格と、つい知りたくなる合格率

試験について、もう少し詳しく見ていきましょう。まずは、受験資格についてです。機械設計技術者試験には、実務経験者を対象とした1、2級と、初級技術者を対象とした3級の試験があります。実務経験年数は受験資格にもなっています。工学系の学校を出ているなどの学歴に応じて、2級は3~7年(但し3級取得者は1年減免)、1級は5~10年(但し2級取得者は次年度より受験可能)の経験が必要になります。3級は新人技術者や学生を対象としていて、実務経験がなくても受験することができます。そして気になる合格率は、1、2級試験では4~5割程度、学生が受験することも多い3級試験では2~3割程度となっています。

 

持っている知識を再確認!出題内容について

試験の内容についてご紹介します。1級は基本設計業務を行える技術者が対象です。設計管理関連、機械設計基礎、環境経営関連などの記述試験(2時間)、問題選択方式の実技試験(2時間)、小論文(1時間半)は出題テーマから1つを選択します。2級は基本設計に基づく計画設計業務を行える技術者が対象です。機械工学のマークシート試験(2時間)、機械工学と環境・安全のマークシート試験、および機械製図の記述試験(2時間)、機械工学基礎の設計への応用・総合試験は記述式(1時間半)となっています。3級は新人技術者を想定していて、機械工学の基礎がベースの試験です。全てマークシートで休憩を挟んで4時間の試験です。受験時には関数電卓を各自持参することになっています。

 

合格へのアプローチは出題傾向を掴むところから

技術力を計る試験とはいうものの、出題傾向をつかんだり基礎学力を固めたりといった勉強はしておきたいものですね。では、どういった対策があるのでしょうか? まず、試験を実施している日本機械設計工業会では、過去問題集をHPで提供しているので参考になります。また、同HPには、合格者おすすめの参考書なども掲載されています。じっくり基礎から固めていきたい方は、日刊工業新聞社主催の通信講座「機械設計技術基礎講座(2、3級機械設計技術者試験準拠)」を受講するのもよいでしょう。

 

機械設計技術を計る数少ない試験、今後にも期待

比較的新しい資格試験ですので、資格に対する評価もさまざま々といえます。しかし、機械設計の技術レベルを計る数少ない試験の1つであり、取得に積極的な企業が増えることも期待されます。スキルとは計ることが難しいものではありますが、一定の水準を認定する機能が必要になってきているのではないでしょうか。

 

 

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