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モノづくり系国家資格の登竜門、甲種危険物取扱者

機電派遣コラム この記事は約 4 分で読めます。

モノづくりの仕事をしだすと、次に思い浮かぶことがキャリアアップです。その一つの方法として資格取得があります。しかし、モノづくりの技術系の国家資格は情報処理などに比べてそれほど多くありません。しかも、取得するなら何かしらメリットが欲しいです。そんな技術者の要望に応える資格の一つに甲種危険物取扱者があります。

 

何といっても甲種危険物取扱者は国家資格

甲種危険物取扱者は国家資格です。国家資格とは、法律で定められている資格を言います。甲種の下には危険物の種類ごとの6種類の乙種と乙4種のガソリンなど限られた液体の取り扱いができる丙種があります。ガソリンスタンドではガソリンや灯油などを取り扱える乙4種や丙種危険物取扱者の資格を持っていると歓迎されます。乙種は6種類の危険物の内の1種のみを取り扱えるのに対して、甲種は6種ある危険物の全て取り扱うことができるので、甲種を持っていると特に様々な薬品を大量に扱う大きな工場では重宝されると思います。

 

甲種受験のための受験資格を満たそう

甲種危険物取扱者は、大学で化学に関する学科を卒業していれば自動的に得られます。工学部でも構いません。もしくは大学で化学に関する授業を15単位取得すれば受けられます。その他では、乙種を4種類取得したり、乙種を1種類だけ取得後に2年間の業務経験があれば甲種を受験できます。都道府県ごとに異なりますが、受験は年に何度もあるので、化学系の学部を卒業していない方は、甲種の勉強を兼ねて乙種を4つ取得するか、乙種を1種類だけ取ってから2年間業務を行った後に受験しましょう。

 

危険物取扱者の必置資格としてのメリット

国家資格とは法律で定められている資格で、様々なメリットがあります。最も有名な国家資格に一つに医師免許があります。医師免許は免許を持っていなければできない医療行為があるため、手術など医師ではないとできない業務が多数あります。これを独占業務と言い、医師だからできる業務が多数あるため、医師免許を持っていれば仕事に困ることはあまりありません。では危険物はというと、独占業務はありませんが、必置資格と言い一定の数量(指定数量)を超える危険物を取り扱う事業所は危険物の資格を持っている人を雇い、危険物保安監督者として役所に届け出なければなりません。独占業務と似ています。つまり甲種危険物の資格を持っていると、もし勤務先の会社が指定数量を超えた危険物を扱うとなったときに、一躍注目の的になり、危険物保安監督者に大抜擢される可能性が一気に高まります。

 

甲種危険物取り扱いは持っていても損はない資格

甲種危険物取扱者はものつくりの仕事についている人の登竜門ともいうべき資格です。合格率は30%程度と頑張れば取れるレベルです。キャリアアップを考えていたり、現在危険物を扱う業務を行っている方々は甲種危険物取扱者取得を一度考えてみてはいかがですか?

 

 

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