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3Dプリンターが創り出す!アディティブ・マニュファクチャリングの時代とは?

機電派遣コラム この記事は約 4 分で読めます。

2013年頃から日本の3Dプリンター市場が沸騰し、今では家庭用から業務用まで様々な3Dプリンターが登場してきています。
そんな発展著しい3Dプリンターの技術がアディティブ・マニュファクチャリングという製造方法の新たな可能性を示してきています。
今回はそんなアディティブ・マニュファクチャリングについてご紹介しましょう。

アディティブ・マニュファクチャリングとは?

アディティブ・マニュファクチャリングとは、何も無い状態からモノを付加的に作っていく製造方法のことを言います。FDM方式(熱溶解積層法)の3Dプリンターのように、熱で溶かした材料を積層してモノを造形する方法などがそれにあたります。
今の日本の主流はサブトラクティブ・マニュファクチャリングであり、これは素材を切ったり、削ったりすることでモノを作っていく製造方法のことを言います。

 

アディティブ・マニュファクチャリングのメリットとは?

従来のサブトラクティブ・マニュファクチャリングは、ある素材から切ったり削ったりすることでモノを作っていきます。そのため、削った分の材料費が余分にかかってしまいます。また、そもそも切ったり、削ったりする加工費がかかってきてしまうため、モノづくりのコストが高くなってしまうのです。
その点、アクティブマニュファクチャリングは材料を積み上げることでモノを作りますので、そういった材料費や加工費などが余分にかからず、安価で作ることができるというメリットがあります。

 

3Dプリンターがもたらすアディティブ・マニュファクチャリングの時代

2015年5月11日に欧州の航空機メーカーであるエアバス社が新型航空機A350XWBに使われる部品の多くを3Dプリンターで製造することを発表しました。今までも部品のいくつかを3Dプリンターで製造してきたエアバスですが、今回3Dプリンターで製造する部品はどの商用ジェット機よりも多いというのです。
飛行機の部品は種類が多く特注品が多いためにコストが高くなってしまうという欠点がありました。その部品を3Dプリンターで製造することによって大幅なコスト削減が可能となるそうです。
このように3Dプリンター技術の発展が、特注部品を多く使っている航空業界や宇宙業界などを皮切りにアディティブ・マニュファクチャリングの時代を創ろうとしているのです。

 

製造業も時代とともに移り変わっていく!

今後は3Dプリンター技術の発展にともなって、航空機や宇宙事業、またロボット事業など特注品が多い業界だけではなく、さまざまな製造業がサブトラクティブ・マニュファクチャリングから安価なアディティブ・マニュファクチャリングに移行する流れが進んでいくことが予想されます。

 

 

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