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【教育革命】Edtech-エドテックとは? eラーニングとの違いも解説

 2020/01/09 IT/Web派遣コラム この記事は約 10 分で読めます。

2020年に施行される「新学習指導要領改定」により、日本教育分野に大きな変革が起ころうとしています。

学習者の「学び」と教育者の「働き方」の改革が求められる今、日々進歩する技術教育現場課題解決をめざすエドテックについて取り上げます。

 

Edtech(エドテック)とは? 教育 × IT技術で教育改革!

たちの身のまわりではすでに「教育×IT技術」が利用されています。

たとえば、スマートフォンやタブレットで語学の習得や受験対策ができる学習アプリは、その代表といえるでしょう。

今後さらに教育改革に大きく寄与すると予測される、教育×IT技術を語るうえで頻出するキーワードにエドテックeラーニングがあります。

この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

さらにエドテックの可能性についても説明します。

 

eラーニングとエドテックの違い

エドテック(Edtech)とは、Education教育)とTechnologyテクノロジー)を組み合わせた造語です。

ITを活用して、教育業界教育市場にイノベーション(技術革新)を起こすような、新しいビジネス領域教育サービス教育手法スタートアップ企業などの総称として、広範囲で使用されます。

まだ新しい言葉のため、聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。

 

一方、eラーニング(e-learning)という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

eラーニングとは、インターネット技術をもちいて学習することであり、また学習をおこなうための教材学習管理システムの総称としてもちいられる言葉です。

eラーニングの「e」は、e-mailのeと同様、electronic(電子的)を意味します。

 

エドテックにできること

大学の講義をオンラインで受講できるMOOC(Massive Open Online Course)は、大学教育におけるエドテックであるといえます。

決まった時間に学校に行かなくても、インターネット環境さえあれば「いつでも、どこでも」好きなだけ授業を受けることができます。

ほとんどの講義が無料で配信され、学位の取得も可能です。

 

また、エドテックは人材不足の解消にも役立ちます。

学校教育の現場においてタブレットなどのICT機器が生徒に配布されれば、英語の授業などは遠隔地からのストリーミングによる配信AIによる発音判定などが可能になります。

教室に教師を呼ばなくて済むため時間と距離の壁による人材不足の解消に役立ち、海外のネイティブによる質の高い教育を生徒に提供することも可能になります。

 

また、教室を設けず、自宅でオンライン受講ができる学習システムであれば、教室運営にかかる賃料等の費用削減が可能です。

諸経費の削減によって、質の高い教育を受講代をおさえて提供できるようになるため、学習者の経済の差により生まれる教育格差の抑制効果も期待できます。

 

教育は学生だけが対象ではありません。

社会人の学習にも一役買うことが期待されています。

特にIT分野はエドテックと親和性が高い分野です。

完全なオンライン学習によるプログラミング教育がおこなわれており、学習者に対してメンターとよばれる講師がリモートで対話的にプログラミングをサポートするケースもあります。

 

また、義務教育を受けた後、社会人になってから個人の希望で教育機関に戻って学び直すという教育システムリカレント教育」にもエドテックが活用が見込めるでしょう。

 

このように、エドテックにより可能になった「いつでも、どこでも」のメリットは、社会人も享受できます。

また、集合研修ではなく、eラーニングによるオンライン研修を採用することで、交通費や宿泊費、教材費など社員研修にかかるコスト削減が叶い、社員の学習状況の管理も容易になります。

 

エドテックの市場規模

日本におけるエドテック市場は2017年に2,000億円を突破し、2017・2018年におこなわれた「新学習指導要領改訂」、2019年に施行された「働き方改革関連法」を背景に2023年には3,000億円にまで成長すると予測されています。

エドテック関連のサービスを提供する多くの事業者が参入しているのは、学習塾や語学教室などの「学校外教育」の分野です。

では、エドテックには具体的にどのようなサービスがあるのでしょうか。

 

大手企業のエドテックサービス

教育業界では、さまざまな企業がタブレット学習、オンライン学習形態のエドテックサービスを展開しています。

たとえば、チャレンジタッチ(進研ゼミ)や、Z会 小学生タブレットコース(Z会)は、既存の教育産業のコンテンツをeラーニングを利用して展開したパターンです。

また、スマイルゼミ(ジャストシステム)や、スタディサプリ/スタディサプリenglish(リクルート)のように、企業の持つIT技術や情報ネットワーク基盤を活かした教育コンテンツも登場しています。

 

ベンチャー企業も参入

オンラインでコンテンツの伝達やコミュニケーションをおこなう通信環境が整っていれば展開可能なエドテックは、ベンチャー企業も参入しやすい教育領域です。

教室などの設備投資や教育者の人件費などコスト面での負担が少ない点も、参入しやすい一因でしょう。

たとえば、SNSを利用して先生同士が実名でつながるSENSEIノート、AIを活用して一人ひとりに適した学習教材をカスタマイズする「atama+」など、個性的なサービスが展開されています。

 

経済産業省のエドテックへの取り組み

エドテックは国策としてどのような位置づけなのでしょうか。

経済産業省の取り組みと、未来の日本でエドテックが普及するためにはどのような課題があるのかを説明します。

 

「『未来の教室』とEdTech研究会」を簡単に解説

「『未来の教室』とEdTech研究会」とは、経済産業省が設置した未来の学びの姿を模索するための有識者会議です。

論点を初等中等教育分野にしぼり、「学びのSTEAM化」「学びの自立化・個別最適化」「新しい学習基盤の整備」の3つの柱で構成される「未来の教室ビジョン」を2017年度に第2次提言としてまとめました。

 

このビジョンのなかで、子供たち一人ひとりが自分に適した教育を受けられるインフラとして、エドテックを活用する方針が示されています。

「未来の教室ビジョン」の主旨である「学びのSTEAM化」「学びの自立化・個別最適化」「新しい学習基盤の整備」は、いずれもエドテックの教育環境プラットフォームを前提としており、今後ますます浸透していくことがうかがえます。

 

未来の教室ビジョン↓↓

https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/mirai_kyoshitsu/pdf/20190625_report_gaiyo.pdf

 

日本でエドテックは普及するのか? 今後の課題は何か

このように、エドテックは今後日本の教育プラットフォームとして普及していくと考えられます。

 

しかし、エドテックの普及には課題もあります。

日本の学校教育現場では、エドテックを活用するためのICT環境が未熟です。

政府主導で早急に学校教育現場におけるICT環境の整備を進めていく必要があります。

 

また、エドテックを産業として普及させるには、提供する教育サービスの収益化も必須です。

一般的にMOOCのようなオンライン教育を主体とする学習スタイルの場合、学習効果がオフライン講義よりも低いことが指摘されています。

収益を得るためには対価となる学習効果を上げる必要があります。

学習内容を改正し、これらの課題をクリアすればエドテックが普及していく可能性は十分にあるでしょう。

 

エドテックに関するおすすめ本3選

エドテックは多くの教育関係者からの関心も高く、数多くの書籍が発売されています。

ここでは、エドテックに関するおすすめ書籍を紹介します。

 

EdTechが変える教育の未来

出典:https://www.amazon.co.jp/EdTechが変える教育の未来-佐藤昌宏/dp/4295004510

本書ではエドテックを「デジタルテクノロジーを活用した教育のイノベーション」と位置づけています。

誰でも手軽に使えるようになっテクノロジーをもってイノベーションを起こせること、エドテックの持つ未来の学びの可能性を教えてくれます。

 

教室にICTがやってきた 本田小学校のフューチャースクール 導入から定着まで

出典:https://www.amazon.co.jp/教室にICTがやってきた-本田小学校のフューチャースクール-導入から定着まで-葛飾区教育委員会/dp/4757143265

総務省の「フューチャースクール推進事業」および文部科学省の「学びのイノベーション事業」実証校に選ばれた葛飾区立本田小学校。

本田小学校が実際に3年間取り組んだ、ICT導入プロセスや教員研修、ICT活用事例などが紹介されています。

導入から定着までの詳細がわかる一冊です。

 

ウェブで学ぶ ―オープンエデュケーションと知の革命

出典:https://www.amazon.co.jp/ウェブで学ぶ-――オープンエデュケーションと知の革命-ちくま新書-梅田望夫/dp/4480065679

アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)からはじまった「ウェブ」を利用した新しい学びの形にあたる「オープンエデュケーション」。

これはオンラインで無料で大学の講義を受けられるMOOCの原点です。

本書は全世界に広まった革命的ムーブメントの核心をとらえ、学びの進化とウェブの可能性についてを提示しています。

 

好きなときに好きなことを学べるエドテック時代の到来

エドテックは、教育とテクノロジーの融合により生まれた【教育革命】と言っても過言ではありません。

ICTやウェブの進化により、「いつでも、どこでも」効率よく学ぶことが可能になりました。

「学び」を得ようとしている人にも、「学び」を与えようとしている人にも、エドテックは今までにない可能性をもたらします。

多様性と自由な選択ができるエドテックは、学生のみならず、働きながら学びたい社会人の需要も予測できるあらたな市場です。

好きなときに好きな場所で、エドテックを自身のキャリアアップに役立てましょう。

 

まとめ
  • エドテックとは教育とテクノロジーの融合でイノベーションを起こすビジネスやサービスの総称
  • エドテックの市場規模は拡大が予測されており、個性的なベンチャー企業も参入している
  • 日本の教育政策にエドテックを取り入れる場合、「ICT環境」「学習効果」「収益化」といった課題がある

 

 

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