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「DNSサーバーは応答していません」というエラーの原因と対処方法

IT/Web派遣コラム この記事は約 15 分で読めます。

ネットサーフィンをしている時に遭遇するトラブルの一つに、「DNSサーバーは応答していません」というエラーがあります。

インターネットトラブルにもさまざまな種類がありますが、原因がわからないまま解決できずに悩んでいる方も多いでしょう。

この記事では、「DNSサーバーは応答していません」と表示されるエラー原因対処方法について解説します。

 

DNSサーバーとは

DNSサーバーとは、「ドメインネームシステム(Domain Name System)」の略で、ドメインとIPアドレスとを紐付けるものです。

このドメインとIPアドレスを紐付けて、互いに変換する処理を「名前解決」と呼びます。

まずはドメインとIPアドレスについて説明します。

 

ドメインとは

ドメインとは、12桁の数値であるIPアドレスを、人間がわかりやすい文字列に置き換えたものです。

サイトのURL「https://www.の後ろの部分だと考えれば、イメージしやすいでしょう。

 

IPアドレスとは

IPアドレス(Internet Protocol Address)とは、インターネット上に接続された機器が持つ12桁の数値のことです。

1~254の3桁までの数字を1組として、4つの組を「.」(ドット)で区切って表記します。

IPアドレスは、インターネット上での住所のような役割があり、重複しないように割り当てられています。

またIPアドレスには、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスがあり、家庭や企業内ではブロードバンドルーターを通して、プライベートIPアドレスが使用されます。

 

グローバルIPアドレス

グローバルIPアドレスとは、プロバイダーなど外部のインターネット接続するためのIPアドレスです。

家庭や企業などのルーター1台につき、1つのIPアドレスが割り当てられます。

 

プライベートIPアドレス

家庭や企業などのルーターから、各パソコンなどへ割り振るIPアドレスです。

プライベートIPアドレスだけでは、インターネット接続することはできません。

また、プライベートIPアドレスは「192.168.0.0192.168.255.255」といったように範囲が決まっており、グローバルIPアドレスとは違う数値になります。

 

DNSサーバーの種類

DNSサーバーと関連するサーバーの種類について説明します。

膨大なドメインのデータは、ルートサーバーを頂点に階層化されており、分散して管理されています。

Webサイトを表示する時には、ブラウザにサイトが表示されるまでの間、DNSサーバーが各サーバーと連携して情報をやり取りしています。

 

DNSルートサーバー

DNSルートサーバーは、DNSキャッシュサーバーが最初に問い合わせを行うサーバーで、ドメイン名空間の頂点にある情報を保持しています。

仮にDNSルートサーバーが全てダウンしてしまうと、ホームページの閲覧やメールの送受信ができなくなるほど重要なサーバーです。

ルートサーバーは、トップレベルドメイン部分のDNSサーバー情報だけを持っており、その情報に従ってトップレベルドメインに対応するIPアドレスを問い合わせます。

 

DNSキャッシュサーバー

DNSキャッシュサーバーとは、DNSサーバー情報を一時的に保管しておくサーバーです。

他のDNSサーバーからの問合せ結果のデータが一時的に蓄積されており、同じ問合せが来た場合は他のサーバーを介さずにユーザーへ応答します。

この作業をショートカットすることで、DNSルートサーバーの負担軽減と、ユーザーへの応答のスピードアップの役割を担っています。

 

各部分のDNSサーバー

インターネット上には多くのDNSサーバーが存在しています。

DNSサーバーは、ツリー型の階層構造になっています。

 

【例】

  • 1番上:トップレベルドメイン(「jp」や「com」など)のDNSサーバー
  • 2番目:「co」や「ne」
  • 3番目:企業名などの固有ドメイン

上のレベルのDNSサーバーは、次のDNSサーバーへの経路だけを伝達してゆき、最下層のDNSサーバーに行き着いたときにIPアドレスを取得する仕組みです。

 

DNSサーバーのはたらき

DNSサーバーがWebサイトを表示させるまでの流れは、以下のとおりです。

  1. パソコンやスマートフォンから、ブラウザに見たいWebサイトのアドレスを入力します。
  2. パソコンやスマートフォンが、DNSキャッシュサーバーにドメイン名でアクセスします。
  3. DNSキャッシュサーバーがDNSルートサーバーに、ドメイン名に対応するIPアドレスを問い合わせます。
  4. DNSルートサーバーがDNSキャッシュサーバーに、該当する情報のあるDNSサーバー情報を返します。
  5. DNSキャッシュサーバーがDNSルートサーバーから取得したDNSサーバーに、ドメイン名に対応するIPアドレスを問い合わせます。
  6. 問合せを受けたDNSサーバーは、DNSキャッシュサーバーにIPアドレスを返します。
  7. DNSキャッシュサーバーは、パソコンやスマートフォンにIPアドレスを送ります。
  8. パソコンやスマートフォンは、取得したIPアドレスでWebサイトのWebサーバーにアクセスします。

WebサーバーはブラウザにWebサイトを表示します。

 

DNSサーバーは応答していません」と表示されるエラー原因

DNSサーバーは応答していません」というエラー表示される時には、いくつかの原因が考えられます。

DNSサーバーの応答がないということは、開こうとしたWebサイトのIPアドレスが取得できなかったということです。

 

この場合、考えられる原因は以下の4点です。

  • インターネットに接続できていない
  • インターネットに接続できていても、DNSサーバーに接続できない
  • DNSサーバーがダウンしている
  • Webサイトが閉鎖されている

 

インターネット接続できていない

DNSサーバーにアクセスするには、インターネットへの接続が必要です。

インターネット接続できない環境では、DNSサーバーにアクセスできません。

まずはインターネットの接続設定を確認しましょう。

 

インターネット接続できていても、DNSサーバー接続できない

インターネット接続確認できているのにDNSエラー表示される場合は、DNSサーバー接続できていない可能性があります。

コマンドラインツールで、「nslookup」「dig」などのコマンドを使うと、目的のDNSサーバーが正常に動作しているかを調べることができます。

たとえば、アクセスしようとしているサイトが「google.com」のドメインだったとき、以下のコマンドを試してみてください。

コマンド入力後にIPアドレスが返され、ブラウザにWebサイトが正常に表示された場合は、DNSサーバーは正常に作動しています。

IPアドレスが返ってこない、または予期していないWebサイトが表示された場合は、DNSサーバーに問題があると考えられます。

 

DNSサーバーがダウンしている

DNSサーバーは応答していません」とエラー表示されている場合は、目的のDNSサーバーがダウンしている可能性があります。

サーバーがダウンする原因として、以下のことが考えられます。

  • アクセス集中によって回線が混雑している
  • サーバーがDDos攻撃(過剰アクセス)を受けている
  • 災害などによるサーバーマシン自体の故障

 

混雑が原因の場合は、ある程度時間をおいてみるだけで解決することもあります。

DNSサーバーはプロバイダーが管理していることが多いので、プロバイダーに問い合わせてみるのもよいでしょう。

 

また、他のDNSサーバーを使うように、設定を変更するという手段もあります。

※詳しくは後述します。

 

Webサイトが閉鎖されている

すでにサービスが停止されている場合、DNSサーバーは応答せず、ホームページ表示されません。

サービス提供者の問い合わせ先がわかる場合は、サービスの運用状況を問い合わせて確認してみましょう。

 

DNSエラーの対処方法

エラー原因が特定できたら、原因ごとの解決方法を試してみましょう。

 

インターネット接続状況を確認する

まずは、インターネット接続できているか確認します。

 

■ 有線LANの場合

LANケーブルが緩んだり抜けたりしていないか、LANケーブルを挿す場所が間違っていないか確認して下さい。

 

■ 無線LANの場合

接続がオフになっていないか確認して下さい。

 

また、使っているパソコンやスマートフォンを再起動してみると、接続状況が改善することもあります。

インターネットが切断されていることが原因だった場合は、インターネット接続を復旧させることでエラーが解決します。

 

ネットワーク診断

インターネット接続に問題がある場合は、ネットワーク診断などのトラブルシューティング機能を試してみましょう。

 

Windws10の場合

ネットワーク診断ツールは、管理者権限を持つユーザーアカウントで実行する必要があります。

  1. スタートメニューから、「ネットワーク診断ツール」を選択して実行します。
  2. ネットワーク診断ツールが起動して、自動的に実行されます。
  3. ネットワーク診断ツールの画面右上に、「完了」または「再診断」と表示されたら診断は完了です。

結果が「再診断」の場合は、「×」のついた項目をクリックして対処方法確認してください。

 

Macの場合

macOS Sierra 以降のMacには、「ワイヤレス診断」という機能があります。

Wi-Fiに問題が検出された場合は、メニューバーのWi-Fiのアイコンに「Wi-Fiに関する勧告」が表示されます。

この勧告に推称される解決策が提示されていますが、「ワイヤレス診断」ではさらに詳しく分析することが可能です。

  1. Wi-Fiネットワーク接続します。
    Appを開いている場合はすべて終了してから行います。
  2. 「option」キーを押しながら Wi-Fiステータスメニューの「“ワイヤレス診断” を開く」を選択します。
  3. 画面の案内に従って、管理者の名前とパスワードを入力します。
  4. ワイヤレス環境の分析が始まります。

 

サーバー環境の状態を確認

インターネットへの接続確認できていて、特定のサイトのみDNSエラー表示される場合は、名前解決時に問題が起きている可能性あります。

エラーが起きているドメインを扱うサーバーの管理会社に問い合わせをして、原因を確認してみましょう。

DNSサーバーに何らかの障害が起きているか、サーバーメンテナンス中の可能性があります。

 

DNSサーバー設定確認する

他の端末からはインターネット接続できているのに、特定のパソコンやスマートフォンでインターネットに繋がらない場合、DNSの設定が原因でDNSサーバーに接続できていない可能性があります。

こちらに該当する場合は、DNSサーバー設定確認してみましょう。

 

ほとんどの機器では、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)という、IPアドレスを自動で取得する設定DNSサーバーの初期設定でされています。

取得している場所は、家庭や企業内で設置しているルーター(ブロードバンドルーター)です。

ルーターIPアドレス(グローバルアドレス)で外部のインターネット接続し、家庭や企業内などのローカルエリアにIPアドレス(プライベートアドレス)を割り振ります。

 

ルーターのDHCP機能は、「電源が入った機器を認識した順」にIPアドレスを割り当てていく仕組みです。

機器を再起動するたびにIPアドレスが変更されるので、ルーターを再起動すると、接続が回復する可能性があります。

 

Windows10の設定方法

Windows10でのDNSサーバー設定は、以下の方法確認できます。

 

  1. スタートボタンを右クリックして、「設定」からWindowsの設定画面を開きます。
  2. Windowsの設定画面から「ネットワークとインターネット」の項目を選択します。
  3. ネットワーク設定の変更の欄から、「アダプターのオプションを変更する」を選択します。
  4. インターネット接続に使っている接続のアイコン(ローカルエリア接続やEthernet0など)を右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。
  5. プロパティ画面から「インターネットプロトコルv4(TCP/Ipv4)」を選択して、「プロパティ」ボタンを押します。
  6. インターネットプロトコルバージョン4(TCP/Ipv4)のプロパティ画面が開きます。

 

IPアドレスが自動取得となっていること確認してください。

 

Macの設定方法

MacでのDNSサーバー設定は、以下の方法確認できます。

 

  1. Appleマークから、「システム環境設定」を選択します。
  2. システム環境設定画面から、ネットワークのアイコンを選択します。
  3. 接続しているネットワーク表示されます。「DNSサーバー」の欄を確認して下さい。

 

IPアドレスグレーアウトになっている場合は、自動取得される設定になっています

ここに数値が設定されていてインターネットが繋がらない場合は、自動取得をする設定へ変更してください。

 

IPアドレスが固定されていると、IPアドレスが競合したり、必要なアドレス範囲で設定されていなかったりすることが原因で、インターネット接続できない可能性があります。

設定を変更した場合は、パソコンを再起動して変更を有効にしてください。

 

DNSサーバー障害が頻繁に発生する場合

DNSサーバーで障害が頻繁に発生する場合、以下の対処方法を試してみてください。

 

パブリックDNSを使用する

契約しているインターネットプロバイダーのDNSサーバーアドレス設定していることが一般的ですが、「Google Public DNS」などのオープンなDNSサーバーへ設定を変更することで、問題が解決する可能性があります。

 

「 Google Public DNS」の設定方法

「Google Public DNS」は、Googleが提供している無料のDNSサーバーで、誰でも使用できるDNSキャッシュサーバーです。

「ウェブをより高速で安全なものにする」という取り組みとして、2009年12月3日に公開されたパブリックDNSです。

 

Windows10の設定方

Windows10では、以下の手順で設定を行います。

 

  1. スタートボタンを右クリックして、「設定」からWindowsの設定画面を開きます。
  2. Windowsの設定画面から「ネットワークとインターネット」の項目を選択します。
  3. ネットワーク設定の変更の欄から、「アダプターのオプションを変更する」を選択します。
  4. インターネット接続に使っている接続のアイコン(ローカルエリア接続やEthernet0など)を右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。
  5. プロパティ画面から「インターネットプロトコルv4(TCP/Ipv4)」を選択して、「プロパティ」ボタンを押します。
  6. インターネットプロトコルバージョン4(TCP/Ipv4)のプロパティ画面が開きます。
    次のDNSサーバーのアドレスを使うにチェックを入れて、以下の値を設定します。

    優先DNSサーバー 8.8.8.8
    代替DNSサーバー 8.8.4.4
  7. 「OK」ボタンを押して終了します。

 

Macの設定方法

Macintoshでは、以下の手順で設定を行います。

 

  1. Appleマークから「システム環境設定」を開き、「ネットワーク」のアイコンを選択します。
  2. 「Ethernet」や「Wi-Fi」などの、インターネット接続使っているインターフェイスを選択して詳細」ボタンを押します。
  3. DNS」タブにあるDNSサーバーの欄に、プラスボタンをクリックして以下の値を入力します。

    優先DNSサーバー 8.8.8.8
    代替DNSサーバー 8.8.4.4

    他のIPアドレス設定されている場合は、マイナスボタンで削除しましょう。

  4. OKボタンを押して終了します。

 

DNSエラーが出たら対処方法を試そう

DNSに関するエラーは、ネットサーフィン中によく遭遇するトラブルの一つです。

Webサイトが表示される仕組みや、DNSについての知識があると、DNSエラーに遭遇した時でも、速やかに対処方法を探すことができます。

状況に応じて適切な対処を行いましょう。

 

まとめ
  • DNSエラーが起きた時は、まずインターネット接続状況を確認する
  • DNSサーバーIPアドレスが自動取得になっているかを確認する
  • DNSエラーが頻発する時は「Google Public DNS」を試してみる

 

 

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