プログラマーは腰を痛めやすい?つらい腰痛を改善する方法とは
インターネット全盛を迎える現代。IT企業やIT系に関わる仕事に就いている人は少なくありません。
会社や企業に限らず、フリーランスのITエンジニア・プログラマーが増え、デスクワークの占める割合が増えています。
プログラミングの経験や新たなIT技術の開発力をもった人材は転職に有利で、社員のみならず、派遣社員としてもニーズがあるといえます。
座り仕事は、立ち仕事よりも体の負担が少ないと思いがちですが、実は想像以上に腰に負担をかかっているのです。
特にパソコンの画面に集中していることは、自分でも知らず知らずのうちに姿勢が悪くなって、どんどん腰痛がひどくなる原因の一つになるのです。
そのため、普段から腰痛ケアを心がけて、できるだけ腰に負担をかけない生活を送りましょう。
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デスクワークはどうして腰を痛めやすいの?
座りっぱなしでの仕事時間が長くなりがちなITエンジニア・プログラマーは、腰痛に悩んでいる人が多いです。
勉強・学習によって、腰を痛める若者も少なくありません。
パソコンや学習机に長時間張り付いていると、目が疲れたり、腰や肩が凝り固まったりといった症状が起きやすいです。
このような腰痛は、同じ姿勢を続けていることで全身の血流が滞って、疲労物質が溜まることが原因で起こりやすいのです。
肩、背中から腰にかけての部分には「脊柱起立筋」という大きな筋肉があります。
この脊柱起立筋が固まってしまうことで、腰に痛みが出ます。
腰の痛みを放っておくと、やがて肩こりや首こりといった症状に発展する可能性もあるので、腰痛の症状がある人はこれ以上悪化しないよう腰周りをケアしていきましょう。
デスクワークの際の正しい座り方について
イスに座る時は、まず背もたれとお尻がぴったりとくっつくように座ります。
背もたれに背骨が沿うことで、腰の骨が起きて90度の姿勢で座ることができます。
膝と肘もそれぞれ90度を意識して曲げると、手足が疲れにくくなります。
デスクワークをしている人は、パソコンの画面を眺めている時間が長いので、顎を引いてディスプレイが正面になるよう高さや角度を調整しましょう。
デスクの高さを調整できる上下昇降デスクという商品を使用する方法もあります。
できるだけ長い時間は座り続けないよう、1時間ごとに15分の休憩が望ましいです。
その時に体をひねるなど全身を動かすことで、滞った血流を良くしていきます。
普段から心がけたい腰痛を防ぐ工夫
腰痛の原因は血流の滞りが影響しています。
そのため、日々の生活習慣を整え、普段から水分をしっかりととって、体内の水分量を一定に保つようにしましょう。
座りっぱなしの時間が長くなると、全身がむくみやすくなるので一日に2リットル以上の水分をとることをおすすめします。
この時、冷えた飲み物は内蔵を冷やしてしまうので、常温もしくは温かい飲み物をとるように心がけましょう。体を温めるだけでなく、リラックス効果もあります。
筋力トレーニングやストレッチなどの適度な運動も効果的です。
ストレッチでコリをほぐしたり、体幹を鍛えることで腰痛になりにくい身体を作ることができます。また、筋トレやストレッチをすることで基礎代謝があがり、血流が良くなることも期待できます。
肥満が腰痛の原因になることもめずらしくありません。
腰痛以外の病気の原因になることも多い肥満。可能な限り減量することをおすすめします。
足は組まずに地面に置くこともポイント
また足を組むと姿勢が悪くなって骨盤が歪んでしまいます。そのため、足を組むクセがある人は注意しましょう。
足元に古い雑誌などで作った踏み台を用意して、その上に足を乗せるようにすると、無意識に足を組む動作を防いでくれます。
足の裏は全体を地面にしっかりとつけて、上半身の体重を腰だけにかからないようにすることもおすすめです。
腰痛の予防には、このように足の置き方を変えることもポイントになるのです。
腰痛を防いで作業効率をあげよう!
腰が痛かったり、首こりや肩こりがあったりすると気になって作業に集中できませんよね。
特にフリーランスは体が資本です。
健康な毎日を送るためにも、普段から腰痛ケアを心がけて仕事環境を快適にしていきましょう。
腰への負担ができるだけ少ない座り方をマスターして、早く腰痛の苦しみから解放されたいですね。