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コラム

2020.04.14

エンジニアの失敗学 ~その3 自身の特性と仲良くしよう~

弊社インフラチームを牽引するベテランエンジニアが、敢えて過去の失敗談を語る「エンジニアの失敗学」シリーズ3回目。失敗は成功のもとと言いますが、皆さまの清く正しいエンジニアライフの為にも、教訓として是非ご一読くださいませ。

1.同じ轍を踏んだ感触

三つ子の魂も何とかと言いますが、ある程度の経験値を重ねても、やはり克服しがたい弱点というのは誰しもあるものですね。これは私がつい最近経験した、同じようなパターンでやらかしてしまった事に関する考察です。

先ずはその“やらかしてしまった事”に対する前提条件、というか言い訳を書いておきます。私の現在のお仕事ですが、比較的少人数で種々の事を並行に進める体制にあり、各人が常にタスクを抱えがちです。

そんな状況の中、何をやらかしてしまったのかというと、ある事の完成をスピードアップすべく、いくつかの手順を敢えて省略して作業を行ってしまいました。要するに焦っていたんです。これが後に少なからず問題に。当然ですね。

決定的な不味さを招くものではなかったものの、結果的には他の方に対して、やらなくて済んだはずの調査・交渉を要するなど、それはもう順当に迷惑をかけまくりまして。※関係者の皆さま、この度は申し訳ございませんでした。

この焦って判断が鈍ってしまったという最近の出来事。つまりは自身の若かりし頃の 失敗経験 の再来でしかないのです。

2.感情の克服は難しい

ちなみに先のリンク先のエピソードは、先走って決定的に不味い作業に手を染めてしまった話です。

若い頃と比較すると、経験を積んだ分、ヤバさの匂いをかぎ分ける点での進化はあるのもしれませんが、焦り自体の克服という点では未だ課題があったわけです。

ちなみに自己分析としては、余裕がなくなった途端にこのパターンに陥っている気がしています。平時は他人の意見、忠告を受け入れる冷静さは兼ね備えているものの、あれから15年以上経っても、この癖はひょっこり表面化するものですね。

更に反省すべき点ですが、わかった時点で素直に頭を下げれば事は良いものの、過去同様に自分を正当化していた部分もあったと思います。

3.バッドパターンに気が付いたきっかけ

今回、自身の陥っていたバッドパターンに気が付けなかったとしたら、以後も冷静な判断ができたはずもなく、事は更にヤバい方向に進んだのではないだろうか。

ではどうしてこの自身の状況に気が付けたのか。私が思うにそれは「気分転換」にあったと思います。

ある日、プロジェクトのメンバー同士で出張となった際、その日の夜はお疲れさまの酒席に。ありがちな話ですが、お酒が入っている、見知らぬ土地といった、いつもとは異なる環境での語り合いにおいて、件について自身もかなりクールダウンできたのかも。そう分析しています。

実に単純なオチで申し訳ない。

4.自身の特性と仲良くなろう

今回のお話から言える事としては、これでしょう。

  • 本人の持つ行動特性、性格を根本から変えることは難しい。自己認知が大事。
  • 弱点は余裕がなくなるとひょっこり表面化する。
  • 自身の弱点を自身で認めてあげることも大事。気分転換となるような強制リセット方法を見つけて、うまく付き合う道を模索しよう。

どんな業種においても共通する教訓ですが、改めてその克服の難易度について考えた出来事でした。

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