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コラム

2018.08.30

未来の情報セキュリティを担う精鋭たちが集結 ――セキュリティ・キャンプ全国大会2018

情報セキュリティ分野での人材不足がさけばれて久しい昨今。目下、これはオリンピック・パラリンピックをはじめとする、近い将来に対する文脈で語られることも多いのではないでしょうか。

しかしこの2年後に対する憂慮とは無関係に、世界は新たな産業基盤ともいえる新しい要素 ――IoT、AI、Fintech、5G等々―― によって日進月歩しており、セキュリティ人材とそのスキルに関する課題は、以後永久に存続すると言っても過言ではありません。

そんな未来を迎えるにあたり、官民一体の様々な取組みが行われていますが、今回は、8月14日から5日間に渡って開催された、若きハッカーの育成プロジェクト「セキュリティ・キャンプ全国大会2018」についてレポートです。

セキュリティ・キャンプとは

「セキュリティ・キャンプ」は、若年層に対して、情報セキュリティに関する高度な技術教育を施すことで、次代を担う情報セキュリティ人材を発掘・育成する事業です。2004年に開始され、現在は全国大会を首都圏で毎年1回、地方大会を毎年各地で10回程度開催しています。

全国大会の対象が22歳以下ということで、大学・専門・高専の学生がメインターゲットになりますが、僅かながらも高校生や小・中学生(!)の参加者も含まれます。

今年も全国から精鋭が集結、セキュリティ・キャンプ2018

今回筆者が見学させて頂いたのは、夏の恒例イベントとなった全国大会の4日目。実に403名に及ぶ全国の応募者から、審査を通過した85名の精鋭たちがクロスウェーブ府中に集結しました。

次代を担う、若きハッカー達が集結

(左)会場のクロスウェーブ府中。立派な設備です。(右)立て看板を一応ズームアップ…我がパーソルテクノロジースタッフも協賛しております。

講義の内容

期間中行われる数多くのゼミの中から、筆者が見学させてもらったプログラムは「デジタル・フォレンジックス手法による情報漏えい事案調査」「攻防型CTFによるWebオンラインゲームのチート行為の体験」の二つ。

「デジタル・フォレンジックス手法による~」のチューターは、株式会社ラック+西村あさひ法律事務所の皆様。ある情報漏えい事案のシナリオ(登場人物の相関性、監査ログから読み取れる行動などが複雑)に対し、参加者の皆さんが議論と考察を重ねて、真犯人を見事に的中。ちなみに筆者があの場に居たとして、どれだけ貢献できたことか。なかなか疑問です。(汗)

「攻防型CTFによる~」のチューターは、株式会社アキュトラスの皆様。不完全な作りの対戦型ゲームプログラムに対し、ブラウザの開発者ツールからJavascriptを投入してチートの手がかりを探る講義が行われた後、参加者がそれぞれのチートを駆使しながら上位ランカーを目指す、といった方式で攻防戦が開始。静かな熱い戦いが繰り広げられておりました。

来場者に配布されるパンフレット。記載の講義プログラムからも、かなりディープなコンテンツが並んでいることがお分かりになるかと。

ちなみに今回印象に残ったのが、参加者さん達が意見を発表する場面。冷静ながらも、とても自信に満ち溢れており、きっといつかこの分野のリードする存在に育っていく…そんな未来の姿が思い浮かびました。

運営・チューターの方々、そして明日のITを担うヤングハッカーの皆さま、5日間お疲れ様でした。我々パーソルテクノロジースタッフも、引き続き応援しております。

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